ゼロから音楽理論を独学する方法【初心者向けのおすすめの勉強方法】

2020年6月16日

どうも、Keigoです!

音楽経験ゼロからでも独学で音楽理論を勉強する方法を紹介します。

音楽理論の世界はとても奥が深く、すべてを習得しようと思うと一生掛けても学習しきれないほど膨大ですが、ポピュラー音楽(ポップスやロックなど)で使える理論を知っておくと楽器演奏やバンド、DTM、作曲、編曲に大いに役に立ってくれます。

YouTubeやInstagramで要望が多かったのでまとめてみました。

icon-check ゼロから音楽理論を独学する方法

Keigo

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人気記事ゼロからピアノを独学する方法【おすすめの本と練習法】

音楽理論って何?

一言で言うと、音楽の仕組み、パターン、ルール、手法などをまとめたものです。「こうすると良い感じに聴こえるんじゃね?」という人類の知恵の結晶です。

音楽理論(おんがくりろん、英語:music theory)とは、音楽学の一分野で、音楽の構造や手法を理論立てて説明するもの、またその論。

音楽理論 | Wikipedia

主にヨーロッパで広まった音楽(西洋音楽)の理論を指すことが多いですが、世界には様々な民族音楽があるため、一口に「音楽理論」と言っても膨大で、一生ですべてを習得することは相当厳しいと思います。

代表的なものはざっくり以下のとおり。もっとたくさんありますけども。

  • 楽典(楽譜の読み書き)
  • 音階(音を順次に並べたもの。スケール)
  • 旋法(音階で旋律を作るための種々の並べ方)
  • 和音(2つ以上の音を同時に鳴らした音。コード)
  • 和声法(各声部が和音を形成しながら進行する法則)
  • 対位法(2つ以上の旋律の調和を保ちながら同時進行させる技法)
  • 管弦音法(最も合理的かつ効果的にオーケストラで表現する方法)
  • 民族音楽理論(日本を含める世界の諸民族の音楽について)

音楽理論を勉強するには楽譜を読む能力が必要です。中学校の音楽の授業で習うレベルでOKです。分からなければそこから学習する必要があります。

もちろん世の中には楽譜が読めなくても音楽理論が理解できる人もたくさんいますが、独学の場合は基本的に楽譜の読み方は覚えましょう。その方が効率が良いです。そこまで難しくないので案外すぐ読めるようになりますよ。

楽譜がそんなに難しかったら人類は1000年も使ってないので!笑

音楽理論を勉強するメリット

音楽理論を勉強するメリットはざっくり以下のとおり。

  • 音楽仲間とスムーズに会話ができる
  • 美しい響きが理解できる
  • 楽曲分析ができる
  • 作曲、編曲の役に立つ
  • 説得力のある音の響きを作れる(素人っぽさが出ない)

日本語や英語と同じように「音楽」という一つの言語だと認識すると分かりやすいと思います。その言語の単語や熟語を知らないと文章や言葉の意味が理解できないのと同じように、音楽にも独特の用語や記号が使われます。

音楽で使われる用語や記号の意味を理解しておくと、できることの幅が広がっていきます。

おすすめの勉強する分野

先ほど紹介したとおり音楽理論といっても膨大です。ここでは最低限勉強するといい、すぐに役に立つ音楽理論の分野を紹介します。

音楽理論の中でも「ポピュラー音楽(Mステで流れる曲とか、大衆向けの曲)」でよく使われる分野を勉強すると良いです。

おすすめの分野は具体的には以下の4つ。死ぬまで使えるので個人的におすすめ。

  • 楽典(楽譜の読み書き)
  • キーとスケール
  • コード
  • ケーデンスとファンクション

キー(調)は、どの音を基準にするか、ということ。「ハ長調」とか「C minor」とか。カラオケで「キーを上げる・下げる」と言ったりもする。これを勉強すると黒鍵(#や♭)の意味が分かる。

スケール(音階)は、基準となる音から順番に音を並べたもの。「ドレミファソラシド」とか。とりあえず「メジャースケール」と「マイナースケール」を覚えればOK。

コード(和音)は、複数の音を同時に鳴らすこと。「Cmaj7」とか「F#m7b5」という表し方をします。とても便利なのでポピュラー音楽ではほぼ100%使われる。

ケーデンス(終止)とファンクション(機能)は、曲に起承転結つけるためのコードの並べ方について学べる。「起立」「礼」「着席」のあの音。

誤解を恐れず言えば、音をパズルのように捉えるわけです。最終的には暗記ゲー。笑

おすすめの参考書

icon-check よくわかる楽典の教科書

ざっくり学びたい人向け。楽譜の読み方を完全に忘れた人におすすめの本。とてもポップで見やすく内容も良い感じにまとまってる。

1日30分、1章読めば1週間ちょっとで全部読めると思います。

<目次>
第1章 楽譜の基本
第2章 音譜
第3章 リズムと拍
第4章 音程
第5章 音階と調
第6章 和音<基本編>
第7章 和音<応用編>
第8章 演奏に関する指定
第9章 曲想・奏法に関する指定

icon-check 楽典―理論と実習

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音楽之友社
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わりとガチでやりたい人向け。音大の入試対策にも使われる本ですが、初めて音楽理論を勉強する人でも楽典についての内容はほぼマスターできます。

順を追って学べるので独学でも人によっては可能ですが……教えてもらったほうが習得は早いとは思います。

でも一冊持っていてもいいかも。繰り返し読んでると意味が分かってくるので。

<目次>
序章 音,純正律と十二平均律
第1章 譜表と音名
第2章 音符と休符
第3章 リズムと拍子
第4章 音程
第5章 音階
第6章 和音
第7章 速さ・強さに関する表示法
第8章 曲想・奏法に関する表示法

勉強するコツは、

じっくり読まずに軽く流し読み。これを何度か繰り返す。これが最強。

音楽理論は日常生活とかけ離れているので一度読んだだけはほぼ100%覚えられません。初めのうちは「そういうのがあるんだ」程度でOK。

Keigo

最初は細かい記号の名前も覚える必要はないよ
そのうちまた出てくるし、そこで自然に覚えるから
とりあえず一周しようぜ!

おすすめのサイト

無料で勉強したい人のサイト。

icon-check 音楽について勉強しよう – ヤマハ

楽譜の基本的な楽譜の読み書き、コードの仕組みが一通り学べる。練習問題もある。ただし、楽譜を自分で演奏して確かめる必要がある。

音楽について勉強しよう

icon-check 音楽理論を無料で学びましょう – Musicca

ミニゲーム感覚で学べるサイト。アウトプット中心(用語の説明がない)なので、ある程度分かってからがおすすめ。小テストみたいな感じで本当に理解しているのかを確認できる。

音楽理論を無料で学びましょう - Musicca

icon-check 無料で音楽理論が学べるサイトがけっこう良いかも

ピアノを用意しよう

音楽理論は「音の世界」の話なので実際に音を聴いて確かめて勉強するものです。なのでピアノを使って勉強していくといいです。五線譜とピアノはとても相性が良いので。

自分のメインの楽器がドラムやギター、ボーカルだとしても、ぜひピアノは一台用意したほうがいいです。ピアノは誰でも音が出せるし、視覚的に分かりやすい。

icon-check CASIO 32ミニ鍵盤 SA-46

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激安で用意するなら最低でもこのキーボードがコスパが良い。3000円と破格。乾電池で動くタイプ。別売りでACケーブルもある。プロのレコーディングスタジオにも置いてあったりする。

icon-check YAMAHA P125

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YAMAHA
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「ピアノも弾けるようになりたい!」という人におすすめの電子ピアノ。楽器屋さんのランキングでもだいたい1位。耐久性も高いので信頼度抜群。新品5万以下の電子ピアノならコスパ最強。

人気記事電子ピアノはYAMAHA Pシリーズ P-125がコスパ最強だと思う【初心者にもおすすめ】

ピアノをゼロから始めたい人におすすめの本

ある程度ピアノが弾けないと音楽理論の勉強も途中で詰まってしまうので、この際ピアノの弾き方も学んじゃおう。

icon-check ピアノの教科書

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「ゼロから独学でピアノをやりたい!」という人におすすめの本。演奏フォームや弾く時の手のフォーム、指番号など基本的なところから勉強できる。ピアノの基本を知りたい人、気軽に始める人に最適。

Introduction ピアノの基礎知識
Chapter 1 音を出してみよう
Chapter 2 簡単なメロディを弾こう
Chapter 3 左手もつけてみよう!
Chapter 4 コードを押さえてみよう!
Chapter 5 コードを押さえて両手奏!
Chapter 6 これでバッチリ!両手奏

Keigo

これからの人生で今日が一番若い日!
始めるなら今!

おすすめの勉強方法と注意点

実践と並行して勉強を進めると良い

音楽理論はただの「理論(≒情報)」です。用語とか使い方を説明しているだけであって、実際の曲で上手く使えるようになるかは別の問題です。道具は使ってこそ覚えるものです。

おすすめの勉強法は、ずばり「実践と理論を同時並行する」ことです。

自分が好きな曲、演奏したい曲などを用意して、メロディを書き出したり、コードを考えたりするととても勉強になります。

Keigo

やりたい曲をやりたい時にやろう
それが勉強する最高のタイミング

ジブリがおすすめ

やりたい曲が特に見つからないという人はジブリの曲がおすすめです

ジブリの曲は日本人なら誰でも知っているし、ピアノの本も初心者向けから上級者向けまでたくさんあります。簡単な本から初めて、徐々にレベルを上げていくとピアノも上手くなるし、音楽理論にも詳しくなれます。

まあディズニーでも良いけどね。

楽譜の小節の上に「コード」が書いてあるかどうかはけっこう重要だったりします。

以下おすすめの楽譜。レベル順なので順番に挑戦するといいかも。

icon-check 片手で弾ける! スタジオジブリ・メロディーズ・ベスト

「右手でしか弾けないぜ!」っていう人向け。両手奏(両手で弾くこと)がまだ難しい人、久しぶりにピアノを弾く人におすすめ。ドレミふりがな・指番号・歌詞・弾き始めの音と位置がわかる鍵盤図も付いてる。

icon-check ピアノソロ 入門 とってもやさしい スタジオジブリ名曲集

「両手で弾いてみたいぜ!」っていう人向け。片手で弾けたら次はこれが良い。基本的に2声なので気軽に始められる。

icon-check ピアノ曲集/ピアノ・ソロ 宮崎 駿 & スタジオジブリ ベスト・アルバム

「音楽の授業が始まる前にさらっと弾いてモテたいぜ!」っていう人向け。易しめの曲から難しい曲まで幅広い。これが弾けたら「めっちゃピアノ弾ける人」認定されると思う。モテるかは不明。

icon-check ピアノソロ JAZZアレンジで弾く スタジオジブリ・セレクション

ちょっと変化球。「おしゃれなジャズが弾いてみたいぜ!」っていう人向け。ジャズ入門的な感じで面白いかも。YouTubeで模範演奏が聞ける。

必要な勉強時間はどのくらい?

楽器経験の有無にもよるので一概には言えませんが、下記を毎日30分勉強するとして2~3ヶ月もあれば十分理解できる範囲だと思います。

  • 楽典(楽譜の読み書き)
  • キーとスケール
  • コード
  • ケーデンスとファンクション

どの分野も奥が深いので本格的に学びだすと何年もかかりますが、先程紹介した初心者向けの参考書であれば必要最低限だけを紹介しているので、上記4つの基本項目なら比較的早く学習は終わると思います。

中〜上級者におすすめ本

ここからは余談というか、少し難し目のジャズ系の理論書の紹介。ポピュラー音楽理論をさらに発展させたい人向け。

個人的に良かった本だけど普通の人は読まなくてもいいです。難易度ちょっと高めなので。

「なんでジャズなの?」って疑問に思うんだけど、その理由はポピュラー音楽がジャズ理論をかじってるから。

音楽理論の歴史をざっくり言うと下記のとおり。

  1. 西洋でいわゆる「クラシック音楽」が誕生。和声法や対位法などが生まれた。ついでに楽譜(五線譜)もできた
  2. 1900年頃のアメリカで「ジャズ」が誕生。クラシックの理論って難しくね? もっと簡単に表そうぜってことでコードとかができた。でもジャズの発展とともにジャズ理論自体が複雑になっちゃった
  3. ジャズの理論って難すぎじゃね? 使えそうなやつだけ拝借しようぜ(ポピュラー音楽理論が誕生) ←今ココ

クラシックの理論の習得は現代でも指導者がいないと厳しい。ジャズは比較的簡単だけど応用に入ると難しい。だけどポピュラー音楽でがんがん利用されてる、って感じ。

icon-check ジャズセオリーワークショプ

良書。綺麗にまとまっていて読み進めやすい。「武蔵野音楽学院」というスクール(廃校したらしい)で使われていた教科書。楽典的な要素からコード進行、スケールなどジャズの基本事項を学べる。

icon-check ジャズスタディ

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昭和46年(1971年)が初版発行とかなり古い本。基本から深いところまで幅広く学べる。楽典が理解できているのが前提。

icon-check The Jazz Piano Book

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オタク級の内容。ガチジャズ本。具体的なボイシングや練習法、歴史的な音の変化を学べる優れた本。こちらも楽典が理解できているのが前提。めちゃくちゃ良い本だけど、全部読むには根気が要る。ポピュラー音楽だとわりとオーバースペック。

気軽な感じで始めよう

音楽理論の基本事項4つであれば比較的早く習得できると思います。

一朝一夕で身につくわけではないですが、できることから少しずつ挑戦してみてください!

icon-check ピアノは何歳から始めるべきか? / おすすめの独学の方法

Keigo

Keigoです。オンラインでピアノの個人レッスンもやっています!

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