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【ピアノ音源】Ivory II Studio Grandsの具体的な使い方 後編 | 追記:地球上で最もリアルなピアノ音源の話

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こんにちは、Keigo (@type00k) です。

前回の記事の続きで、定番ピアノ音源「Ivory II Studio Grands」の使い方を紹介しよう!

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Studio Grandsはとても良い音源だけれど、やはり手動のチューニングはそれなりに必要になってくる。いかに自動車のエンジンが高性能でもチューニングをしなければただの鉄クズでしかない。実際に滑らかに車を走らせるには人間の手で調整する必要がある。

今回は僕自身の備忘録も兼ねて、具体的な使い方を僕の独断と偏見でまとめておきたい。異論は認める。

追記(2022年12月):前回の記事と合わせて、4年以上更新し続けている記事です。

Keigo

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ピアノ音を読み込もう

これがIvory IIを立ち上げた最初の画面。

上部「Program」が選択されていることに注目してほしい。

これから戦闘機でも飛ばすのかというほどパラメータがある。まずこの画面からピアノのプリセットを選択することになる。

このままでは音は出ないので、右上の「Program Preset」からピアノのプリセットを選択する。

すると、ピアノのプリセットがずらっと出てくる。好きなプリセットを選んで右下の「OK」をクリック。ダブルクリックでも可。

各モデルの一番上が標準プリセット。基本的には標準プリセットを基準にして、その他好きなプリセットを選べば良い。が、僕は標準プリセットしか使っていない。

今回は標準プリセット「Model B Grand Piano」を読み込んでみる。

  1. Bösendorfer 225の標準プリセット
    → Bosendorfer 225 Grand Piano
  2. Steinway Model Bの標準プリセット
    → Model B Grand Piano

ちなみに音源はSSDにインストールしているのでプリセットの読み込みは3~5秒程度だ。

なお、WesternDigital(SanDiskを買収)の定番SSDはコスパが良いのでオススメ。

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パラメータの役割と使い方

以下、各種パラメータの役割と使い方を解説していく。

Programタブ

基本的な音質を決めるパラメータは以下の7つ。

左から順に説明する。

  1. Shimmer:揺らぎ。右に回すほど、音が揺らぐ
  2. Relese:減衰。右に回すほど、減衰時間が長くなる
  3. Key Noise:鍵盤ノイズ。右に回すほどノイズが増える
  4. Timbre:音色。音の質感が変わる
  5. Dynamic Range:音量幅。右に回すほど小さい音と大きい音の音量幅が狭くなる
  6. Trim:音量調整。SessionタブにもGainパラメータがある
  7. Stereo Width:ステレオ幅。左右への広がりを調整できる。左に振り切るとモノラル

先程のプリセット一覧は、Ivory IIの製作者がこのパラメータを調整してプリセットとして登録していたわけ。

パラメータは基本的にプリセットから選ぶと良い。僕もプリセットはあまり弄らない。下手に回すと不自然になる。

次に、アコースティックピアノ特有の弦の共鳴やペダルノイズなど設定する。

左上から番号順に説明したい。アコースティックピアノだと必ず鳴る音。

  1. Sustain Resonance:弦が共鳴した減衰音。右に回すと増える
  2. Sympathetic Resonance:弦同士の相互共鳴。右に回すと増える
  3. Pedal Noise:ペダルノイズ。右に回すと増える
  4. Release Samples:鍵盤を離した後の僅かな音。倍音
  5. Soft Pedal Samples:ソフトペダル

これもプリセットのままが良いと思う。

とりわけ音の変化が分かりやすいのは「① Sustain Resonance」と「② Pedal Noise」「④ Release Samples」。一気にリアルさが増す。音にもならないくらいの良い意味で微妙な音がリアルさを出してるんだと思う。

ただし、リアルタイム入力ですべてのパラメータをオンにするとレイテンシ(遅延)とプツプツ音が発生する。特に「④ Release Samples」が重い。

なので、リアルタイム入力するときはすべてのパラメータをオフにした方がいい。僕はMIDIを打ち込むときはすべてオフ、音作りの段階ですべてオンにしてる。

最終的な書き出しで必要なパラメータをオン、リアルタイム入力ではすべてオフにするのがオススメ。

Keigo

僕のPC環境はRyzen 5の6コア、メモリ32GB、SSD2TB、MOTU M4
バッファの設定を変更しても変わらなかったから単純にIvory IIが重い

次に、「Stereo Perspective」は、ピアノの音が演奏者と客席のどちら側から聴こえるかを選択する。

弾くときは「Performer」、書き出すときは「Audience」など音が聴こえてくる方向を変えることができる。ピアノ演奏者とそれを聴いているお客さんは座っている場所が違うので当然音の聴こえ方も異なる、というわけ。

必ずそう合わせる必要はないけれど、変更すると音の印象がかなり変わるから覚えておくといい。

とはいえ、僕はいつも「Performer」にしている。「Audience」の位相、なんか変じゃない?

次に、「Synth Layer」はシンセパッドを付加できる。

パッドはメイン楽器の後ろ側で小さく鳴っている空気感のある音色。独特の世界観・雰囲気を作り出せる。適当に弾いてもなんか上手く聴こえる。

次に「Lid Position」は、グランドピアノの蓋のポジションを変えられる。

これは蓋の角度を変える項目でデフォルトでは「Full Stick」。グランドピアノの蓋が一番開いた状態。

基本的にデフォルトでOK。これイコライザーで処理しているだけじゃない?

補足:グランドピアノの蓋の役割

グランドピアノには突上棒(つきあげぼう)という蓋を支える棒がある。

短い突上棒が長いほうに格納できるギミックになってることが多い(箱型のアップライトピアノには突上棒はない)。

グランドピアノの蓋はその角度によって音質と音量が調整できる構造になっている。

蓋を開けるほど弦や響板の音が反射して客席の方へより大きく聴こえるため、コンサートホールなどでは基本的には長い突上棒を使う。長さは75cmくらい。

「短い突上棒」はピアノ伴奏で使われたりする。伴奏の場合は他にメインの楽器やボーカルがいるピアノは邪魔しないように音を少し小さく(柔らかく)する効果がある。

普段の練習では「長い突上棒」を使うことが多い(僕の経験上だけれど)。短い突上棒はギミックから取り出す必要があって、ひと手間かかってしまうからだ。

「蓋なし」は主にライブや撮影などで使われる。蓋があると後ろの人が見えないから。

あと、グランドピアノの蓋はけっこう重い。腰を入れないと上がらない。僕は筋トレをやっているので余裕。

補足終わり。

Effectsタブ

Effectsタブは、イコライザとコーラス、リバーブの3つを設定できる。

「イコライザ」は3バンド仕様で左側から「低音域」「中音域」「高音域」の周波数をブーストまたはカットができる。

「コーラス」は音に厚みを持たすことができ、「リバーブ」は部屋の残響を付加することができる。

どの項目も別のプラグインで再現できるけれど、イコライザとリバーブはけっこう使える印象。コーラスは特殊だから使ったことがない。これらの組み合わせも最初は難しいから一番上の「Effects Preset」から選ぶといいと思う。

今現在(2022年)の僕は、リバーブは「Cinematic Rooms」を使っている。空間の表現力が他のリバーブの追随を許さないほど段違いで、アコースティック楽器に向いている。個人的には、質の高いピアノ音源とリバーブの掛け算がリアルな音色を作り出す秘訣だと思う。どちらかが欠けてもダメ。

Sessionタブ

Sessionタブは、Ivory IIの基本ステータスをカスタムチューニングしていく感じ。

「Memory Use」ではRAMメモリの使用量を決められる。「Small」「Midium」「Large」と3つあるが、RAMメモリに余裕があればLargeにしておきたい。僕はメモリ32GBなので「Large」。

今現在(2023年)の僕は、メモリは64GBにしている。Ivory IIは16GBでも動くけれど、後に紹介するSynchron Pianosは32GBだと足りなかったからだ。

個人的にオススメのメモリはこちら。2023年現在はメモリがメチャ安いから増設するには絶好のタイミングだと思う。

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最後に「A4 Pitch」で楽器のピッチ(周波数)を決められる。デフォルトではA4=440Hz(ラの音)。基本的にはこのままでOK。

補足:国際標準ピッチについて

国際標準ピッチ(調律の基準となるラの音)は、A4=440Hz。

しかし最近のクラシック音楽やポップスだと441Hzや442~448Hzなど華やかさを求めてわりとインフレ傾向にある。442Hzが今のトレンドらしい。

最近聞いて驚いたのは、アニメ「ソードアート・オンラインII」のサントラ曲『A New World Of Fairies』。これのA4ピッチは448Hzあたりだと思う。この曲はF Majorキー「ファーソーラ~」で始まるがA4=440Hzだとすると「ファ#ーソ#ーラ#~」と判断するには音が低すぎる。

そんな感じでピッチを変えると独特な雰囲気になってエモい。僕もアップライトは長らくA4=442Hzに調律してる。

とはいえ、実際の楽器でピッチを高くしすぎると楽器に負荷が掛かるため、ほどほどに。

番外編:デモ音源を分析する

ここはちょっと個人的なメモ。

ところで、Synthogyのデモ音源が上手すぎる。

これは本当にIvory IIだけで作ったの?って思えるくらいプログラムが上手い。聴いた感じ、ベロシティとイコライザ、リバーブの使い方が重要そう。

ここではデモ音源4曲の波形とPeak、RMSやらLUFSを計測してみる。今の僕にできるのはそれくらい。

公式デモ音源①

ピアノはSteinway Model B

Peakは-0.8。RMSは-35から-15、平均で-20前後。LUFS(どの値のLUFSか忘れた)は小さいところで-28前後、最大で-12。

Cubaseの場合、左上のオーディオ(Audio) → 統計(Statistics)でオーディオファイルの各種数値が出せる。

公式デモ音源②

ピアノはSteinway Model B

Peakは-0.7。RMSは-35から-15、平均で-17前後。LUFSは小さいところで-30前後、最大で-11。

公式デモ音源③

ピアノはBoesendorfer 225

Peakは-0.6。RMSは-30から-16、平均で-20前後。LUFSは小さいところで-30前後、最大で-13。

公式デモ音源④

ピアノはBoesendorfer 225

Peakは-1.0、RMSは-30から-16、平均で-20前後。LUFSは小さいところで-26前後、最大で-12。

公式デモ音源まとめ

デモ4曲の数値をまとめてみる。

スクロールできます
デモ音源の使用ピアノPeakRMS最小値RMS最大値RMS平均値LUFS最小値LUFS最大
① Steinway Model B-0.8 dB-35 dB-15 dB-20 dB-28 LUFS-12 LUFS
② Steinway Model B-0.7 dB-35 dB-15 dB-17 dB-30 LUFS-11 LUFS
③ Boesendorfer 225-0.6 dB-30 dB-16 dB-20 dB-30 LUFS-13 LUFS
④ Boesendorfer 225-1.0 dB-30 dB-16 dB-20 dB-26 LUFS-12 LUFS

デモ4曲は全体的に音が小さめだ。

ピアノソロをYouTubeにアップロードするなら、最近のYouTubeのラウドネス事情も考えるとTrue Peakは-1.0dB、Short Termで-9.0 LUFSあたりの音圧で作ると良さそうだ。

YouTubeは動画ファイル全体の平均で-14.0 LUFS(仕様は順次変わる)だけれど、ピアノは音量のダイナミクスが激しいので平均ラウドネスは意味をなさない。そのため、Short TermやMomentaryのLUFSで判断すると良いと思った。

追記①:Ivory IIだけで高クオリティの音色にする方法

このブログやYouTubeでIvory IIを紹介して以来、「音作りが難しいのでIvory II Studio Grandsだけを使ってクオリティの高い音色にする画面設定を教えて欲しい」というメッセージを多数もらった。複数のプラグインを使った音作りに苦戦する人が多いらしい。

Ivory II Studio Grandsだけで音作りするとこんな感じ。曲はDebussy『Arabesque No.1』。使ったピアノはSteinway Model B。他のプラグインはゼロ。

パラメータを上手く組み合わせると雰囲気のある良い音色になる。

下記の設定画面と同じように設定するとできる。

追記:Stereo Widthは100%固定必須
※パンを狭くするとなぜか位相が悪くなるから

ダウンロード:Ivory II Studio Grandsだけで高クオリティの音色にするための設定方法

あくまで一つのサンプルなので、好みで調整してほしい。

追記(2022年)②:Ivory IIは素晴らしい。が、本物には敵わない

ピアノを5歳から弾いているピアノオタクな僕の偏見を書いているので、ここは流し見でOK。

Ivory IIはピアノ音源としてとても素晴らしい。4年以上使用したけれど、サンプリング音源としては非常にバランスが良くほぼ完成されていることがよく分かった。困ったときはIvory IIでいい。

しかし、やはり本物のグランドピアノを録音した音源には敵わない、というのは僕の本音ではある(あくまで「ピアノソロ」としての視点だけれど)。

感覚的には、本物のグランドピアノを録音した音を100点とすると、Ivory IIは80点くらいかな。リアルだけどやっぱりどこか本物じゃない感はある。

とはいえ、ポップスのソロやバンドなどのアンサンブルならIvory IIでも全く問題ない汎用性がある(音作りが必須なので少し手間は掛かるけれど、それはそれで音作りの勉強になる)。

だからこれからピアノ音源を買う人は、まずIvory IIから始めてもいいと思う。

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補足:まだまだサンプリング音源のほうがリアル

片方が本物のグランドピアノ、もう片方がピアノ音源で演奏された同じ曲があった場合、どちらか判別できるか?という問いに対して、僕はわりと判別できる自信がある。趣味とはいえ誰よりもピアノソロ曲を聴いているからだ。

多くのピアノ音源がリアルに聞こえない究極の原因は、実際のピアノが発する音がノンリニアな倍音がランダムで鳴る楽器だからであり、ピアノ音源にはそれがまだ完全に再現できないからだと僕は思っている。

実際の楽器の音は、温度や湿度、部屋の環境、楽器の摩耗具合など、あらゆる条件によって常に変化する。同じ音を出しても、明日は明日の音がするのだ。厳密には同じ音ではない。そんな微妙な揺らぎに僕らの耳が敏感に反応しているのだと思う。

サンプリング音源は、MIDI(デュレーションやベロシティ)やマイク設定などを同じ条件にすれば、誰でもいつでも全く同じ音を鳴らせてしまう。ランダム性に限界がある。

ただ最新のモデリング音源の「Pianoteq 8」はランダムな倍音の生成が可能になっている。

ただしIvory IIに比べると音色の密度が低かったり不自然なアタック感が気になる。まだまだリアルとは言えない。将来的にPianoteq9や10あたりではサンプリング音源を上回る音色の良さが出せるかもしれない。

僕としては今現在(2022年12月)は、まだサンプリング音源のほうが性能は圧倒的に上だと思っている。

本物と区別できないのは、Synchron

地球上で最もピアノソロに特化したリアル系ピアノ音源は何か?と言われれば、文句なしでSynchron Pianos(特にCFXのFull Library)だ。

サンプリングのピアノソロ音源としては、ほぼ完成形に近いと思う(ソロ向けなのでバンドやアンサンブルのサウンドには基本的に向いていない。僕は使ってるけど)。あえて点数を言うなら、95点。

マイクポジションやリバーブ、EQを駆使すれば、本物と区別できないレベルだ。クラシックや劇伴などでリアルなピアノサウンドが欲しいならSynchron一択と言っても過言ではない。

ただし、メチャクチャ使い方が難しい

マイクポジションが多いしEQの知識がないと思い通りに音作りできない。どんなにエンジンの性能が高くても素人がF1カーを操作できないのと同じだ。ピーキー過ぎてアクセルすらまともに踏めない。

また、PCのパワーがかなり必要だ。

僕はRyzen 5 3600を使っているけれど、フルマイクで再生するだけでCPU使用率が40%とか普通に行くし、音数が多いフレーズは100%まで行ってぶつ切りになってしまう。

フルマイクを読み込むとメモリ使用量28GBに到達するので、PCメモリは32GBでは足りない。

ちなみに、Synchronのピアノシリーズはいくつかあるけれど、僕は中でもSynchron CFX Full Libraryが好き。鍵盤のタッチに対する感度が非常に良い。他のLibraryよりもピアノの音像(楽器が置いてある場所)を前に持って来られるのも良い。

Synchron CFX Full Library + Cinematic Rooms

上記は僕がMIDIキーボードを使ってリアルタイム入力したものをSynchron CFXで鳴らしたデモ演奏。CFXの音色、メチャクチャ良くない?

特に2:27や2:37の重厚感ある低音はこの音源でないと出ない。2:54のクレッシェンド気味のアタック感ある音色はたまらない(Ivory IIでもさすがにここまで表現できない)。

他にも2曲弾いてみた。

ただ、まだ使い始めで慣れていないので、もう少し音作りやミックスは追い込むことができると思う。

今のところ唯一の欠点は、CFXはパンの設定(プリセットはほとんど左右に振れている)をいちいち手動で直さないといけないのでメンドクサイこと。一応、自分でプリセットを作れば解決するので問題ないけれど。

追記:Synchron Fazioli F308が最強かもしれない

ピアノ音源の進化はマジで早い。たった数年でさらに上を行くであろう音源が発売されてしまう。

公式サイト:Synchron Fazioli F308

Fazioli F308」は、2022年12月31日発売予定の音源だ。「308」はピアノ長さ308cmのことだ。Fazioliのフルコンサートピアノをサンプリングしている。

音色が良いのは言うまでもないけれど、驚愕なのはインストール容量だ。Standard版で174GB、Full版で400GBサンプル数は363,132というバケモノ仕様になっている。

操作画面はCFXなどと変わらない。ちなみに収録マイク数は11本だ。

なお、当然だけれど、相当のマシンスペックが要求される。

「Minimum」が最小スペック、「Recommended」が推奨スペックになっている。個人的には、ちゃっかりXeon(Intel CPUの最上位)が入ってるのが笑える。

一方、SynchronのSteinway D-274は、どのように設定しても音像が遠いので少し使いにくい。マイクポジションは無限に調整できるので設定方法が悪いのかもしれないが。ただし、パンの設定が楽。

音色はCFXより好きな分、少し残念。もし、すべてのSynchron Full Libraryシリーズをすべて揃えたら検証して、このブログとYouTubeで紹介したい。

一応、Synchronは公式サイトから1ヶ月無料で体験できるので、気になる人は試してみると良いと思う。

公式サイト:SYNCHRON PIANOS BUNDLE

ただし、扱いやすさなどを含めて総合的に考えると僕はIvory IIのほうを強くオススメする。これからピアノ音源を買うならなおさら。

補足①:アンサンブルなら、Addictive Keys

バンドなどのアンサンブルサウンドに向いている比較的安いピアノ音源なら「Addictive Keys」がコスパ最強でオススメ。

公式サイト:Addictive Keys – XLN Audio

Addictive Keysは4種類あるけれど、Steinway Model Dの音を収録した「Studio Grand」が一番オススメ。約5,000円。超安い。

クラシックなどの繊細な表現には向かないけれど、ロックやポップスならむしろこれくらいハッキリしたサウンドのほうが埋もれずに済む。

XLN Audio
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補足②:無料なら、Hammersmith Free

無料のリアル系ピアノ音源でなら「Hammersmith Free」一択。容量は4.8GB、ベロシティレイヤーは21。

ただし音源を鳴らすには「Kontakt Player」が必要になる。

引用:HAMMERSMITH FREE

有料版のHammersmith Proもある。こちらはサンプル数が多く、マイクも6本になる。52GB。

まとめ:自分でいろいろ試してみよう

操作画面やパラメータは実際に使っていかないと身に付かないので適当に弄って遊んでみるといいと思う。

Ivory IIは音の完成度が高くソフトも安定してるのでピアノが弾ける人はもちろん、ピアノ初心者の人にもオススメ。

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というわけで、以上です。読んでいただき、ありがとうございます。

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