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【初心者向け】ゼロからピアノを独学する方法 | オススメの本と練習法を解説

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先にまとめ

  • ピアノ未経験者はまず楽譜を読めるようにしよう
  • 好きな曲、弾きたい曲を最優先でやろう
  • こだわりがなければ、知名度が高いジブリやディズニーがオススメ

こんにちは、Keigo (@type00k) です。

ピアノに限らず、何事もお金を払って習いに行ったほうが上達が早いのは誰もが理解していると思う。一人で悩むより経験者に教わったほうが効率が段違いだからだ。

それでも、様々な理由でピアノを独学したい人も多いと思う。

ということで、僕のSNSで質問が多かった「ゼロからピアノを独学する方法」をまとめたので参考にしてほしい。

ピアノを買ったけど、練習のやり方がいまいちよくわからないという人が多いみたい。

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まず初心者は楽譜を読めるようにしよう

ピアノ未経験者を含む初心者の方が最初にやるべきことは下記4つだ。

  1. ピアノという楽器の基本的な特徴・性質を知る
  2. 正しい演奏フォームを知る
  3. 基本的な楽譜の読み方を知る
  4. とりあえず実践

生まれて一度も泳いだことがない人に泳ぎを教える時と同じだ。

ざっくり泳ぎ方を頭に入れて、あとは水に飛び込め

ピアノの場合は適当に叩くだけでも音は出る。ただし、ちゃんと音楽をやるなら正しいフォームや基本的な楽譜の読み方を知ることが必要だ。

ピアノの教科書

丹内 真弓
¥1,650 (2024/02/28 14:58時点 | Amazon調べ)

個人的にオススメの本。ピアノの基本知識から実践までざっくり進められる。入門ではこの「ざっくり」が大事だ。

正直、入門の本は何でも良いと思うんだけど、本屋で見た感じ一番読みやすかった。

「ピアノの教科書」の目次
  1. Introduction ピアノの基礎知識
  2. Chapter 1 音を出してみよう
  3. Chapter 2 簡単なメロディを弾こう
  4. Chapter 3 左手もつけてみよう!
  5. Chapter 4 コードを押さえてみよう!
  6. Chapter 5 コードを押さえて両手奏!
  7. Chapter 6 これでバッチリ!両手奏

楽譜の読み方は下記2つのどちらかがオススメ。

ドラえもんの音楽おもしろ攻略 楽ふがよめる

めっちゃ有名な漫画「ドラえもん学習シリーズ」の一つ。さらっと学習するなら日本人なら漫画が最強だと思う。飽きないし面白い。

できる ゼロからはじめる楽譜&リズムの読み方 超入門

ゼロから楽譜が読めるようになる本。小学生から大人までOK。CDが付いているので分かりやすい。

楽譜の辞書としても使えるので一冊持っておくと良いかも。死ぬまで使える

「できる ゼロからはじめる楽譜&リズムの読み方 超入門」の目次
  1. 第1章 音の【長さ】を読んでみよう
  2. 第2章 もっと拍子を読んでみよう
  3. 第3章 リズムを読んでみよう
  4. 第4章 音の【高さ】を読んでみよう
  5. 第5章 楽譜の記号を読んでみよう
  6. 第6章 楽器別の楽譜を読んでみよう

補足(2023年2月):最新のAIに訊いてみた

最近流行りの対話型AI「ChatGPT」にピアノの上達法を訊いてみた。

全くそのとおりでございます、という感じ。何事も継続が大事になる。

練習曲はジブリがオススメ

最初に大事なことを言っておくと、独学のコツは、

楽しく、長く続けよう!

これが最優先。

というわけで、個人的にオススメはジブリ。理由は下記の2つ。

  1. 楽しい曲が多い & 誰もが知ってる曲ばかりだから
  2. 入門~上級向けまで楽譜がたくさんあるから

順番に説明したい。

理由①:楽しい曲が多い & 誰もが知ってる曲ばかりだから

ジブリ作品は毎年テレビの金曜ロードショーでやっていることもあって、知らない人を探す方が難しい、というは過言だけれど、多くの人が知っているのは事実だ。

印象的な曲が多いので、自然に耳に残っているメロディがあると思う。学校の音楽の授業でもジブリの曲を使うことはあるらしい。

メロディを知ってると練習もしやすいし、曲も楽しい。

さらに、たとえば、SNSなどで弾いた時に聞いてる人が「ジブリの曲だ」とすぐに認識できて、コミュニケーションも取りやすい。コメントやいいねで褒めたりしてもらえるとモチベーションも上がる。

もちろん自分の好きな曲を練習しても良いのだけれど、聞き手側が「これ何の曲?」となってしまうと、なかなか辛い。

自分が楽しい曲、相手も楽しい曲。それがジブリ。しかもジブリは持ち曲としても一生使える。これはデカイ。

多くの人が知っている曲を弾くのは意外と大事だ。ディズニーでもいいけどね。

理由②:入門~上級向けまで楽譜がたくさんあるから

ジブリ作品(1985~)は歴史が長いからピアノの楽譜もたくさん出版されてる。本屋で楽譜を探すとジブリ曲集は必ずあるくらい。

一番良いところは難易度別に楽譜が売られていること。入門から上級向けはもちろん、ジャズ・ボサノバ向けの楽譜もある。入門レベルだと片手だけの楽譜もあります。

一方で流行りの曲を難易度別かつ個別に楽譜を探すのはわりと困難。まあ探せばあるのかもしれないけど。

ちなみに僕もジブリのピアノ楽譜を出しているので、よかったら見てほしい。

レベル別オススメ教則本

入門から中・上級レベルまで順番に紹介する。

商品によっては本の中身(楽譜のサンプル画像)が見られるから自分のレベルに合わせて検討するといいと思う。

未経験者向け:まずは右手のメロディだけを弾こう

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入門レベルならこの本がオススメ。楽譜を読む訓練にもちょうど良いと思う。

ドレミふりがな・指番号・歌詞・弾き始めの音と位置がわかる鍵盤図が付いている。

入門向け:両手で弾いてみよう

ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
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初めて両手で弾く人向け。左手が入るだけで音に響きが加わって感動する。

中級向け:さらに音を豊かにしよう

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入門ができたらこれがオススメ。さらに響きが豊かになる。ここでやっと「ピアノ弾いてる!」って感じがする。

このレベルができれば市販の他の曲にも挑戦できると思う。

中~上級向け:モテる(モテない)

跳躍があったり、連打があったりと難易度がかなり上がるけど弾けたらカッコいい。モテない。

番外編:神

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ジブリの曲を担当している久石譲(僕の神)が監修している楽譜。13曲のみだけど内容が濃いので、ファンはぜひ。僕も持ってる。

ディズニーでもOK

ジブリと言ってきたけど、もちろんディズニーでもOK。

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これは両手で弾くタイプ。「ピアノソロ 入門 とってもやさしい スタジオジブリ名曲集」のディズニー版。

女の子はディズニー好きな人が多い。僕が学校の音楽教師ならこれを男の必修科目にする(多分社会的に死ぬ)。

ピアノ独学の注意点

注意点①:定番の教則本は必要性を感じたらでOK

主にクラシックピアノで定番の教則本に下記のような本がある。

  1. バイエル(最近はあまり使わないらしい)
  2. バーナム
  3. ブルグミュラー
  4. ツェルニー
  5. ハノン

どの本も人の名前が本のタイトルだ。

昔のピアニストや教育者が残した楽譜でピアノ入門から段階を踏んで練習していく楽譜として定番になっている。小さい頃にピアノを習っていた人なら馴染みがある本で僕も小学生の頃にやってた。

確かに、ピアノを上達する上では意義のある本だけれど、独学には不向きだと思う。

理由は単純で、

つまらなくて飽きるから。

定番の教則本は、人生経験がまだ少ない小学生ならまだしも、このブログを読んでるくらい成熟した人にとっては苦行だと思う。おそらく多くの人にとって、「楽しく続ける」という独学の原則に引っかかってしまう。

「そんなにつまんないの?」と疑問に思われるだろうから、一つだけ紹介する。

定番のピアノ入門書「バイエル」の曲集。最初の5分だけでも聞いてみてほしい。飛ばすのNG。

これを聞いて「つまらない」と感じるなら、この本は独学に向いていない。断っておくけれど、動画の演奏はとても素晴らしい。

基本的に曲が単調すぎるから、忍耐力がある人ならまだしも、ほとんどの人は飽きが先に来て独学だとほぼ挫折する

補足:「バイエル」について

日本の保育士の試験では「バイエル修了程度」とあることが多いから使われている。ただ、最近の一般向けのピアノレッスンでは使われていないらしい。

だって、つまんないんだもん。

もはや日本と韓国くらいでしか使われていないらしい。

メリットもあるんだけど……それ以前に技術的なデメリットも多いので、バイエルに拘る必要はないと思う。

というわけで、定番の教則本は自分が必要性を感じたらやるのがいいと思う。それからでも遅くない。

もちろんやりたい人はやってもOK。好きこそものの上手なれ。

注意点②:MIDI動画での練習はオススメしない

こういう動画をよく見たことがあると思う。

これは僕が「Synthesia(シンセシア)」というアプリで作った動画だ。MIDIと言われる楽譜情報を表示できる。

以前に僕のインスタに「MIDI動画でピアノを練習しているけれど、上達しますか?」という質問が来た。

僕は、

「上手く使えば上達するかもしれない。入門には良いかもしれないけれど、長期的にピアノをやっていくなら止めたほうがいい。楽譜のほうがいいと思う。ちなみに僕は今まで一度もMIDI動画で練習したことはない」

という内容で返信した。

理由はただ一つ。

五線譜を読む能力が、身に付かないから。

ピアノの多くの楽譜はMIDI動画ではなく、五線譜だ。視認性やピアノ演奏のしやすさにおいて、五線譜に勝る記譜(楽譜)はこの世に存在しない。

MIDI動画はたいていアマチュアが作っているので、明らかに音が間違ってることも多い

ここでは、「音楽は自由だから音に『間違い』はない」とかいう話ではない。独学をするにあたり「素人の作品を参考にするのは、基本的にマズイよね」という意味だ。

少なくとも、ほとんどのMIDI動画は市販の楽譜よりミスが多いし、音楽的でないもの(ピアノで物理的に演奏できない、3rdがないなど。詳しくは割愛)も多い。

つまり、初心者がMIDI動画で練習すると「音楽的ではない・音が間違っている可能性が高い状態」で演奏することになる可能性が高い。本人が考える上達とは違う方向に努力をすることになる。それはマズくない?

あんまり悪口言うと、ブーメランになりそうだ。これくらいにしておこう。

調、拍、テンポ、音の長さ、強弱、つながり、ペダルの有無などがひと目見てわからないMIDI動画はやはりピアノの練習には不向きだ。あくまで「可視化された音譜を楽しむ動画」というくらいの認識のほうがいい。

ちなみに、僕もMIDI動画を作るけれど、誰かの練習用に作っているわけではなく、ただのエンターテイメント目的だ。需要があるから供給しているに過ぎない。その証拠に、上記のディズニーのMIDI動画は100万再生超えてしまっている。皮肉にも僕のチャンネルで一番再生回数が多い。

もちろん、MIDI動画が「五線譜と同じ記譜法(楽譜)の一つ」という考え方もできる。21世紀のデジタル文明ならではの楽譜とも言える。ただ、それでもMIDI動画が五線譜に取って代わることは人類が滅亡してもないと思う。

メリットがあるとすれば、1つ目は五線譜の作成よりもMIDI動画が早く作れること。MIDIをぶち込めば完成だからだ。五線譜の場合は、右手と左手に分けて細かい調整をする必要があるので、かなり時間と労力が掛かる。

2つ目は、動体視力を鍛えられること。ようは音ゲーが上手くなる感覚。でも、僕らがやるピアノって音ゲーだっけ?

ということで、最初はゆっくりでいいから、しっかり五線譜を読んで練習するのを強くオススメする。

補足:ガチでやっていくなら「バーナム」のほうがオススメ

定番本は最初にやらなくていいって言ったけれど、長期的にしっかり基礎を磨いていきたい人は「バーナム ピアノテクニック」シリーズがオススメだ。

ピアノを始めた日から使うことができる教材でピアノに関する基本テクニックを無理なく学べる。全7冊。

楽しく続けるのが上達の近道

上達には「続けること」が最も大事。独学するなら、練習を習慣化ししよう。

問題は続けるために、どのように練習するか。

僕は独学では「ピアノを弾いていて楽しい」と思える練習が一番良い方法だと思う。逆に「つまらない、辛い」と感じたら、大抵の人は辞めてしまうから。勉強やダイエットと一緒だ。

というわけで、以上です。読んでいただき、ありがとうございます。

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Keigo

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