DTMにおけるMIDIキーボードとステージピアノを考える

Keigo

どうも、Keigoです!

ふらっと寄った新宿の楽器屋でずらりと並んだ電子ピアノに目が留まり、店員さんに促されるまま色々なピアノを試奏してきました。

試奏したキーボードについて思うことが少しありましたので書き留めておきます。

  • 使う人によって必要な鍵盤数が異なる
  • ピアノソロのリアルタイムレコーディングには88鍵がほぼ必須
  • M-AUDIO「Keystation 88」は安いが鍵盤の作りが弱点
  • アコースティックなキータッチを求めるなら「ステージピアノ」
  • 安くて良いキーボードはYAMAHAのPシリーズ
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目次

DTMでは必須の「MIDIキーボード」

DTMでは必須の「MIDIキーボード」

作曲や編曲の際に、DAWに音符を打ち込むのに便利な、ツールの一つが「MIDIキーボード」です。

マウスでぽちぽち打ち込むこともありますが、滑らかにコードや旋律を打ち込むにはリアルタイム入力が必要なので、MIDIキーボードはもはや必須と言っても過言ではありません。

現在、色々なYAMAHAやKORG、Rolandなどからたくさんの種類が発売されていて、安い物だと3000円台からあります。

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主に以下のような違いで価格差が生まれます。

  • 鍵盤数
  • フルサイズキー or ミニキー
  • キータッチ
  • ペダル端子の有無
  • コントローラ機能
  • 付属ソフト

ピアノソロには88鍵がベスト?

ピアノソロには88鍵がベスト?

ピアノの原型(ハープ・チェンバロ)は1700年代にフィレンツェのメディチ家に仕えた楽器製作家、バルトロメオ・クリストフォリにより発明されたと言われています。

そして1890年代にピアノは88鍵になりました。左側ほど低音で右側ほど高音という構造はずっと変わりません。

グランドピアノもアップライトピアノも通常は88鍵ですが、MIDIキーボードは、

  • 25鍵
  • 32鍵
  • 49鍵
  • 61鍵
  • 76鍵
  • 88鍵

など色々あります。当然、鍵盤の数が多くなるほど横幅が広くなります。

Keigo

88鍵が並んだ横幅は約123cm!

DTMの場合、作編曲する人や作業環境によって必要とする鍵盤の数は変わります。

右手でさらっと短いフレーズを打ち込むなら25鍵で足りますが、両手でピアノソロを弾くには61鍵だと足りない、といった具合です。

実は以前、M-AUDIOの「Keystation 61」を15000円くらいで購入しました。

M-AUDIO Keystation 61

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当時はスペースの制約上、61鍵でないと部屋に設置できませんでした。しかしその後、音域の広いピアノソロを打ち込むのにどうしても88鍵が必要だと実感しました。

ポップス程度であれば演奏で61鍵に収まることもあるのですが、やはり普通は微妙に鍵盤の数が足りません。一応、スイッチによる切り替えで音域の移動はできますが、これが非常に厄介です。

そもそも演奏途中に切り替える操作があると演奏に集中できませんし、スイッチで切り替えると中心のドの位置が分からなくなります(キーボード上のLEDの点灯具合で分かるようにはなっていますが……)。慣れれば問題ないのかもしれませんが……。

とまあ、あまり深く考えずに購入した初めてのMIDIキーボードは、残念ながらすぐに売却してしまいました。

Keigo

ネットの評価はかなり良いんだけどね!

M-AUDIOの「Keystation 88」がコスパ抜群

そんなこんなで次に購入したのが「Keystation 88」。61鍵と同じシリーズの88鍵版です。

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「Keystation」シリーズの良いところは、とにかくシンプルなデザイン。これに付きます。

個人的にシンプルな物は大好きです。 直感的で単純明快。スペースの節約にもなりますし、構造が単純なので自分でメンテナンスもできます。

ついでに彼のレオナルドさんの言葉も紹介しておきます。

“Simplicity is the ultimate sophistication.”
シンプルさは究極の洗練である。

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519

88鍵盤、フルサイズキー、ペダル端子有り、重量7.7kg、そして価格。

この製品よりコストパフォーマンスの高い物は他にないのではないでしょうか。

ベロシティを上手く打ち込めない?

ベロシティを上手く打ち込めない?

先程あげた、MIDIキーボードの価格差の要因の一つに「キータッチ」があります。

ざっくり言うと、キーがおもちゃのようにカチャカチャする作りか、本物のアコースティックピアノのような作りかどうかです。

アコースティックピアノの鍵盤は木製かつハンマー構造なので重量が増し、複雑な構造のためコストが上がります。

後に紹介する「ステージピアノ」と呼ばれる電子ピアノは、鍵盤に無垢の単板を使用していたり、グランドピアノ特有のタッチを表現したものもあります。

「Keystation」の場合はキーがプラスチックで、構造はバネを使った簡単な作りになっています。そうすることで本体の重量を軽くしたり、コストを抑えることができます。

初めのうちは88鍵あることで満足していたのですが、キータッチの問題でリアルタイムレコーディングをした際のベロシティ(鍵盤を押し込む速さ)が上手く入力できないことが次第に気になってきました。

時短と省スペース性を考えると「ステージピアノ」というアコースティックピアノのようなキータッチの電子ピアノが良いなあ、と思うようになりました。

Keigo

ベロシティの手直しはかなり時間が掛かる…

ステージピアノは価格が跳ね上がる

ステージピアノは価格が跳ね上がる

ステージピアノは安いものでも5万円台、高いものは40万円を超えます。

サウンドハウスで購入できる新品のステージピアノの価格帯をざっくり調べてみました。

  • CASIO……5万~8万円
  • Studio Logic……6万~18万円
  • Roland……6万~24万円
  • KORG……4万~24万円
  • KAWAI……13万~28万円
  • YAMAHA……13万~45万円
  • Nord……25万~48万円

KORG D1。 価格が(多分最も)安いステージピアノ

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Nord Piano 4。 高級なステージピアノ

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ステージピアノとなると、MIDIキーボードとは明らかに価格帯が違います。笑

僕が行った新宿の楽器店では様々なメーカーのキーボードがずらりと並んでいました。もちろんすべての商品ではありませんでしたが、一般的に市場に出回っている名の知れたキーボードが試奏できるようになっていました。

中でも以前から「studiologic」というのキーボードが気になっていました。イタリアに本社を置いている「FATAR」が手掛けるブランドで、以下のキーボードの鍵盤を開発しています。

  • Clavia
  • novation
  • DOEPFER
  • MOOG(MINI MOOG VOYAGER)
  • ACCESS Virusシリーズ
  • NI KOMPLETE KONTROL Sシリーズ
  • Arturia(Keylab 88)
  • Roland(V-accordion)
  • KORG、Kurzweil
  • ENSONIQ
  • Alesis
  • AKAI

日本ブランドのYAMAHA、Rolandといった大手では鍵盤の自社開発を進めているため現在の採用率は低いようですが、 80〜90年代にはよく採用されていたようです。

僕が行った楽器屋では、Studiologicの「Numa Compact」と「Numa Concert」がありました。スペック表を眺めていたら店員さんが声をかけてくださったので試奏させてもらいました。試奏の感想ですが、う~ん、デザインは素晴らしいのですが、どちらも僕が求めるものとは違いました。

まず、「Numa Compact」ですが、こちらは鍵盤がプラスチック製ですので「Keystation 88」と変わらずバネ式の鍵盤です。なのであまりヘビーな演奏には向かないと思いました。ただ、約7kgと軽量設計なので持ち運びには便利ですね。

ちなみに「Numa Compact」の後継機「Numa Compact2」が2017年6月24日に発売されているのですが、残念ながら僕が行った店には置いていませんでした。

Studiologic Numa Compact2

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一方、「Numa Concert」は、音源がとても良く比較的繊細な表現ができました。

ただ、キータッチはそこまで感動しませんでした。うーんなるほど、という感じです。木製鍵盤が用いられている最上位機種ということで期待していたのですが、正直、微妙でした。

以前、どこかの記事で読みましたが、電子ピアノの鍵盤を作る技術は世界的にも日本のキーボードはかなり優れているようです。

もちろん、普段アコースティックピアノに弾き慣れているため、やはり本物のキータッチには遠く及ばないのは理解しています。構造的限界もあるのだろうと思います。

僕の昔のピアノ先生は「電子ピアノはあまり触りたくない」と言っていました。アコースティックとは明らかにキータッチが違うので弾き慣れると演奏に支障が出るとのこと。

もちろん、キータッチが本物と異なる=悪いキーボードではありませんが、アコースティックと形が似ているようで中身は異なる別の楽器なので、その点を押さえておくべきだと感じました。

YAMAHA「CP4 STAGE」がベスト?

発売当初からずっと気になっていたステージピアノがYAMAHAの「CP4 STAGE」です。

YAMAHA CP4 STAGE

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これも店に置いてあったので試奏しました。大抵の楽器屋には置いてある印象です。

実は以前から何度も試奏しているのですが、個人的に「CP4 STAGE」にコスパで勝るキーボードがありません(2018年現在)。発売日が2013年10月18日と確かに少し古いのですが、設計の古さは全く感じません。とても気に入っています。

まず「Numa Concert」よりキータッチが少し良いです。

「CP4 STAGE」には「NW(ナチュラルウッド)-GH鍵盤」というYAMAHAの自社開発鍵盤が使われています。

グランドピアノと同様に、ハンマーを採用し、バネを使わない鍵盤アクションです。

このハンマーの重みによって、弾いた時の手ごたえや指を離したときの自然な鍵盤の戻り、そして低音域では重く、高音域では軽く感じるピアノ本来の鍵盤タッチまで忠実に再現しています。NW-GH 鍵盤は、ピアノづくりを通して木材を熟知しているヤマハならではの木製鍵盤です。

グランドピアノと同様、その素材には楽器用として充分に乾燥させた木材から切り出したむく材を使用。しかも1本の木材にごくわずかしか存在しない極上の部位を選りすぐることで、積層タイプの木製鍵盤よりも反りにくく、ゆがみにくい鍵盤を実現しました。

【CP4 STAGE】NW-GH鍵盤について

その上位鍵盤は「NWX鍵盤」というさらに良い鍵盤がありますが、「NW鍵盤」でも十分弾くに耐えうる性能を持っています。

────────────────

2019.02.08 追記:

「NWX鍵盤」は、NW鍵盤に「エスケープメント」機能を搭載しています。

グランドピアノでは、ごく弱い力で鍵盤を押しこんだ時に、鍵盤が下がる途中でわずかな手ごたえを感じます。これは、打鍵後にハンマーが弦の振動を止めずに速やかに離れる仕組み(エスケープメント機構)が搭載されているためです。

よりリアルなグランドピアノのタッチ感を再現するために、エスケープメントのわずかな手ごたえを、鍵盤機構に搭載しております。

【電子ピアノ】エスケープメントとはなんですか?

「NWX鍵盤」はP-515、CLP-645に搭載されています。

CLP-600番代は「Clavinova(クラビノーバ)」という据え置き型の電子ピアノです。※ステージピアノではありません

CLP-645(NWX鍵盤)

CLP-685(グランドタッチ鍵盤)

ヤマハの電子ピアノの鍵盤は、

GHS < GH < GH3 < NW < NWX < グランドタッチ

という順に良い鍵盤になっています。なので、鍵盤の良さを求めるとクラビノーバ CLP-685 が最も良い(2019年現在)ということになります。※CLP-675もグランドタッチ鍵盤ですが、それよりも良い鍵盤のようです。

当然、据え置き型なので移動ができないことに注意です。

本記事の主旨とは離れますが、据え置きで最強のピアノタッチを持つのはヤマハのハイブリッドピアノ、「AvantGrand(アバングランド)」シリーズでしょう。グランドピアノと鍵盤構造が同じ電子ピアノです。

────────────────

「CP4 STAGE」の内蔵音源は、言及する必要がないほど優れています。

さらに、鍵盤の上の空きスペースがあるでDTMではそこにパソコンのキーボードを置けるのです! これが地味に便利です。

打ち込みをすると自然とそうなる(と思う)のですが、僕が好きな澤野弘之さんもそのような形をとっていました(澤野弘之 アーティスト・ブックより)。ちなみに、澤野さんはCP33(生産完了品)を使っているようです(今現在は分かりませんが)。

そして、CP4 STAGEはホイールが鍵盤上部にあるため、横幅は「Keystation 88」よりも36mm小さいです。

気になる価格は18万円。価格差が「Keystation 88」の9倍です(白目)

追記:最新のP-515・CP88もあり

2018年11月、ヤマハから最新のPシリーズ「P-515」が発売されました。

鍵盤が「NWX鍵盤」に新しくなったみたいなので、一度試奏しに行きたいと思います。

YAMAHA「P-515」

2019年3月、「CP4 STAGE」の後継機「CP88/73」が発売されました。

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主な改善点は3つです。

  • 音色切替時に音切れがない
  • シンセサイザー機能の拡充(フロントパネル上のUIが大幅に変更)
  • 高級感あるアルミボディへ

CP88/CP73とCP4 STAGEとの比較表です。

スクロールできます
製品名CP88/CP73CP4 STAGE
搭載鍵盤CP88:88鍵 NW-GH鍵盤
CP73:73鍵 BHS鍵盤
88鍵 NW-GH鍵盤
音色切替時の音切れなし(SSS機能搭載)あり
システム設定方法主要な設定項目は、フロントパネル上に直接操作できるボタンがあります。その他設定は[MENU]ボタンからアクセスできます。すべての設定は、[UTILITY]ボタンを押して設定画面に入ることで操作します。
搭載音色数57(PIANO:10/E.PIANO:14/SUB:33) * 今後の本体OSアップデートにより、音色はさらに追加されます。433(PIANO:45/E.PIANO,Clav:65/その他音色:323)
音色セットの保存数ライブセットサウンド:160(プリセットライブサウンド:80)パフォーマンス:128(プリセットパフォーマンス:128)
同時使用パート数3パート(ピアノセクション/エレクトリックピアノセクション/サブセクション) ※3パートまで、各セクションの音色を自由に組み合わせることができます。 3パート(MAIN/LAYER/SPLIT)
音色のバックアップUSBフラッシュメモリー/SoundmondoUSBフラッシュメモリー
USB TO HOST端子Class Compliantに対応したUSB Audio/MIDI インターフェース機能搭載MIDI インターフェース機能搭載
本体重量CP88:18.6kg
CP73:13.1kg
17.5kg
CP88/CP73とCP4 STAGEとの比較表

CP88/CP73はアルミボディになり高級感のあるキーボードになりました。また、シンセのつまみも見やすくなり、より直感的に操作ができます。

搭載音色数はCP4 STAGEのほうが多いですが、CP88/CP73はOSアップデートにより、さらに追加されていくようです。

コスパ狙いならCP4 STAGE、シンセをよく使う&お金持ちならCP88/73が良いと思います。

Keigo

デザインが今風に!

自分の使い方に合わせて選ぼう

  • DTMにおいて「MIDIキーボード」はほぼ必須
  • 使う人によって必要な鍵盤数が異なる
  • ピアノソロのリアルタイムレコーディングには88鍵がほぼ必須
  • アコースティックのキータッチを求めるなら「ステージピアノ」
  • アコースティックなキータッチを求めるなら「ステージピアノ」
  • 安くて良いキーボードはYAMAHAのPシリーズ

今回はDTMとステージピアノについて書いてみました。

現在、僕はヤマハのPシリーズ「P-105」をMIDIキーボードとして使っています。家に転がっていたので。

YAMAHA P-125

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少しへたってきたので、そろそろステージピアノに移行したいと思っていますが、P-515やCP88などの新製品が続々と発表されてきて、正直どれを買うか戸惑っています。笑

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コメント

コメント一覧 (7件)

  • 通りすがりの者です。
     もしこの記事以降にP-515を触った時には、感想をぜひアップしていただきたいです。
     加えてCP4と比較したものもあれば嬉しいです。

     私は電子ピアノを買い換えようと思っていて、P-515で検索したらこちらのサイトにたどり着きました。第一用途は子供のレッスン用で、第二は自分も少しだけ弾けるのでたまに弾きたい感じです。
     鍵盤のタッチを重視してて、木製鍵盤であるクラビノーバのCLP645を調べたらP-515と比較することに(金額もそれくらいを考えています)。しかし、メーカーに尋ねたら私のいる地域は実機が置いていないと言われた為、タッチ等が全くわかりません。
     そうこうしている内に、CP4が古い機種ながらも音とタッチが良い(CP4は木製鍵盤)とあり、CP4は楽器店で探ってみようと思います。
     自宅ではクラビノーバの実機で大きなサウンドを必要ではありません。ヘッドホンは子供には使用せず小さめの音で練習しています。
     CP4は古い機種ですがまだまだ利用できる感じか、P515も含めて2機種に求めるのは、最終的には生ピアノに近い弾き心地が大切で、多機能を使いません。CPに気がかりな点はフッドペダルですね。
     現在昔のヤマハ Pシリーズを使っていて、スピーカーがなくてタッチのみピアノに迫った時代のもの。モニタースピーカーを使ってますのでそのスピーカーを再利用可能です。
     もしかしたら、少し時間が取れるようになったら、昔挫折したDTMに私が手を出すかもしれないという下心もあるので(今のピアノはその残骸です)、クラビノーバに食指が動かなかったのもあります。
     子供には受験などがあっても細々とでもピアノは続けさせたいですし、自分も再び触って行きたいですが、住宅事情と経済的に今の時点ではこの金額かと思っています。

    お時間があるときで構いませんので、使い心地のレビューやプロとしてのアドバイスをよろしくお願いします。

    • 通りすがりママ さん

      コメントありがとうございます、Keigoです。

      リアルな鍵盤へのこだわり、とても理解できます。笑
      たまたま近所の楽器店に行く機会があったので、備忘録も兼ねて個人的な意見を述べておきます。

      お調べになってご存知かもしれませんが、P-515とCLP645はの鍵盤グレードは同じ「NWX鍵盤」です。
      これはCP4 STAGEの「NW鍵盤」に新たに「エスケープメント機構」が搭載されたものです。

      公式HPで「エスケープメント機構」について以下のように記載されています。

      「グランドピアノでは、ごく弱い力で鍵盤を押しこんだ時に、鍵盤が下がる途中でわずかな手ごたえを感じます。
      これは、打鍵後にハンマーが弦の振動を止めずに速やかに離れる仕組み(エスケープメント機構)が搭載されているためです。よりリアルなグランドピアノのタッチ感を再現するために、エスケープメントのわずかな手ごたえを、鍵盤機構に搭載しております。」

      残念ながら楽器店にP-515がなかったため、CP4 STAGEとCLP645、ついでにCLP685試奏してきました。
      P-515とCLP645は同じ鍵盤グレードのため、タッチは変わらないと思います(念の為、今度試しに行きます)。

      CLP645を弾いた感じでは、確かに「エスケープメント機構」は良かったです。
      やはり少々機械的な感覚はあるものの、「アコースティックピアノ特有の『手ごたえ』を」、というヤマハがやりたいことは理解できます。正直、「こんな細かいことまでやる?」と思いました。笑
      ママさんのようにピアノ経験者であれば「ああ、確かにこの感覚は生ピアノにもあるよね」となると思います。とりわけ、ごく弱いタッチでこの機構の恩恵を受けます。その点では「NW鍵盤」から20%ほど(体感で)鍵盤性能が上がった感覚です。

      しかし逆に、クラシック曲のような繊細さを必要としなければ(たまに弾くくらいであれば)「NW鍵盤」でも十分な気もします。「エスケープメント機構が”絶対に”必要か?」と言われると、個人的には「んーまあ、なくても困らないかなあ」というのが正直なところです。と言っても、これからは「NWX鍵盤」が標準装備になりそうなので、あったほうが良いですかね(どっちだい)。笑

      ですので、よりリアルな鍵盤を求めるのであれば「P-515」もしくは「CLP645」が良いと思います。
      個人的には、ママさんの用途ですと、デザイン等にこだわりがなければ、あえて「CP4 STAGE」を選ぶ必要はないと思います。

      CP4 STAGEの良さは、(そこそこ)優れた木製鍵盤でありながら、アンプとスピーカーがないことによる「省スペース設計」かつ「軽量(17.5kg)」、という点です。あとデザインもシンプルで良いです(重要)。笑

      ただしデメリットとしては、譜面立てがないので別途用意する必要があることと、さらにおっしゃる通り「フットペダル」ですね。お子さんのレッスン用に、とのことですので今後ソフトやソステヌートが必要な楽曲を弾くのであれば、この点でCPは向かないです。

      また、「P-515」と「CLP645」の鍵盤のタッチ以外の違いですが、気になるのは以下4点でしょうか。

      1.本体の大きさ(CLP-645はP-515より幅が12.5mm長く、奥行きは8.3cm長い)
      2.重さ(CLP-645は60kg、P-515は22kg + 専用スタンド「L-515」9kg)
      3.アンプ&スピーカーの性能差
      4.内蔵MIDI収録曲の差

      部屋に置ける広さがあり、置きっぱなしにするのであれば「CLP-645」で、スタジオに持って行ったり、部屋の行き来で持ち運びたい、将来的にDTMなどで移動を伴うのであれば「P-515」といった感じでしょうか?
      「P-515」のデザインもスタイリッシュで良いです(重要)。笑

      余談ですが、今回ついでに試奏したCLP685は「グランドタッチ鍵盤」という新開発の鍵盤を搭載しています。
      公式では「鍵盤先端から支点までの距離が、他社製品も含めた現行の電子ピアノの中で最も長く、弱音のニュアンスをより細かく再現できるようになっています。」とあります。確かに、CLP645の「NWX鍵盤」との違いはあります。が、わりと繊細な違いです。個人的には「エスケープメント機構」の恩恵のほうが大きく感じられました。

      タッチの感覚を語弊なく伝えるのは難しいですが、素直に思ったことを書いてみました。
      P-515を試奏する機会があれば、もう一度書こうと思います。

      繰り返しになりますが、あくまで個人の意見ですのでご参考までにしてください!

      • 詳しい解説をありがとうございます。私自身は大人になって数年やっただけの初級者なので、そうピアノに造詣が深くないのと、やはりP-515実機がこちらには(近隣県すら)ないし、そのほかのことも大変参考になります。
        ぜひP-515の感想をお知らせ下さい。楽しみにしてます。

  • 書き方が悪くてすみません。
    自宅ではクラビノーバのように本体から、大きめのサウンドを出すのは求めていないと書くつもりでした。
    もっているのはPシリーズです。

  • DTMに関心あるけど、腰が引けている親父バンドキーボードです。88鍵のステージピアノを買おうか迷っていることろです。CP-4とCP88の違いを3点あげていらっしゃいました。その後さらに比較等されましたなら、参考までにお聞かせください。よろしくお願いします。

    • ROY さん

      コメントありがとうございます。Keigoです。

      結論から申し上げますと、予算が許すのであれば「CP88」が良いと思います。

      CP88はシンセ周りが強化されていて、音はもちろん、操作性がかなり向上しています。つまみやスイッチ類も洗練されていて、どこに何があるのか一目で分かります。バンドなどで積極的に音作りをするなら直感的に操作可能なCP88のほうが有利かと思います。

      また、CP4よりは1kgほど重いですが、素材がアルミボディになったので高級感があります。

      参考になりそうなYouTubeのURLを貼っておきます。
      https://www.youtube.com/watch?v=b12KAntrir0

      もし、単にMIDIキーボードとして使うのであればCP4でも十分だと思います。ソフトシンセを使う頻度が高ければ、ですが……。

      以上、参考になれば幸いです。

      • Keigoさん。You Tube 拝見しました。おっしゃる通り大変参考になりました。特にスプリットした後で、簡単に音域を変えられるのは実践向きだと思います。あとは店頭で引いてみたいと思います。どうもありがとうございました。 Roy

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