【徹底解説】OBS Studioで高クオリティにライブ配信・録画する具体的な方法

ざっくり言うと!

  1. ライブ配信は事前の設定が命
  2. 音が聞き取りづらいのはストレスだから特に気を使おう
  3. 必要な機材・おすすめの機材の紹介

YouTubeで配信したい! と思い始めて「OBS Studio」というソフトをダウンロードしたものの、使い方がいまいち分かんなくて四苦八苦していたんだけど、1年くらい使っていたら最近わりと満足いくクオリティで配信ができるようになった。

ってことで、無料ソフト「OBS Studio」で高クオリティに配信・録画をする方法と詳しい設定と、ついでに質問があった必要な機材・おすすめの機材も紹介する。

Keigo

OBS Studioで快適な配信・録画ができるようになろう!

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目次

目標はこれくらいの画質と音質

今回の目標はこのレベル。以前プレイしたゲーム実況の生配信の一つ。もちろんゲームじゃなくて、画面やカメラの配信・録画でも同じようにできる。

動画の内容は置いておいて、YouTube配信(後から編集できないスタイル)にも関わらず、

  • 画面がカクつかず、滑らか
  • 画面の発色が綺麗
  • 常に声が聞き取りやすい
  • 声とゲーム音とのバランスが良く聞き取りやすい

という点に注目してほしい。自画自賛みたいなっちゃうけど。

今回は、最低でもこのレベルのクオリティで配信・録画する方法を紹介する。順番にやれば誰でもできるから安心してOK。

「別に普通じゃん?」って思うかもしんないけど、でも特に配信において、

この普通がやたら難しい。

動画と音声のそれぞれの設定や考え方をしっかり理解しておかないと、まず普通のクオリティすらままならない。初心者ならなおさら。

高クオリティ化の流れをざっくり。

  1. OBS Studioをダウンロード&インストールする
  2. マイク、オーディオインターフェース、キャプチャーボードなどを揃える
  3. 配信・録画のための環境構築をする
  4. 音量バランスに気をつけて配信・録画する

先に言っておくと、クオリティを決めるのはマイクなどの機材が50%、OBS Studioの設定が50%というイメージ。どちらも大事。

補足① 「配信」と「録画」の違いを理解しよう

OBS Studioでできることは大きく2つある。一つは、画面やカメラ、ゲームなど録画して後から編集する「録画スタイル」。もう一つは、さっきのゲーム動画のような「配信(後から編集ができない)スタイル」。

実は「配信」と「録画」はOBS Stuidoの設定方法がそれぞれ異なるから注意が必要。どちらかというと配信の方が難しい。後から編集できないからね。

今回は「配信」の方法をメインで紹介するけど「録画」スタイルでにも応用できるように書いたから自分に合うスタイルで設定してほしい。

補足② それなりに参考になると思う

この記事は僕個人の備忘録として書いたんだけど、記事を公開してからいろんな人に読まれてて参考になってるっぽい。

僕も満足いく設定になるまで時間掛かったし、OBS Studioって難しいよね。

OBS Studioは超便利な無料の配信・録画ソフト

OBS Studioの配信・録画する画面

OBSは「Open Broadcaster Software」の略。無料で使える配信・録画ソフトとしてめっちゃ有名で今現在多くの配信者が使ってる。もちろん日本語にも完全対応。Win、Mac、Linuxで使える。だけどWin推奨。

パソコンの画面やカメラの映像を一括で録画・配信できるので、例えば以下のことに使える。

  1. ゲーム配信・録画
  2. 雑談配信
  3. 歌、楽器演奏の配信・録画
  4. お絵かき配信・録画
  5. パソコンの画面を使った配信・録画

ソフトの設定も直感的で見た目のわりに簡単。最初の設定さえすればすぐに配信・録画できる。

公式サイト:OBS Studio

OBSの高クオリティ化の設定

これから説明する画面のとおりに設定すれば高クオリティに録画・配信できるはず。

とりあえず、この3つを意識にして設定していけば配信も録画も問題ない。

  1. フルHD(1920 x 1080)、60fps
  2. 音声が常に綺麗(ノイズ除去 + 音割れ回避 + 適正音量)
  3. カクつくことなくスムーズに配信

細かいところは後から微調整すればOK。

OBSの録画・配信設定

OBS Studioを起動したら、まずは「設定」から録画・配信に必要な設定する。

今回はWindows 10版のOBSで説明

1. 「出力」タブ

最初に、配信用の動画の詳細設定をする。ここではYouTubeで配信する画面のクオリティを変更できる。

配信しないなら下の画像の「配信タブ」は無視でOK

左側の「出力」を選択。

  1. 出力モードを「詳細」に変更する
  2. 「配信タブ」の「レート制御」以下の数値を下記のとおりに変更する
    ※細かい数値の意味は割愛

次に、「録画タブ」を選択。ここでは配信ではなく、単にパソコンの画面などを録画したときの映像のクオリティを変更できる。

  1. 「録画ファイルのパス」で録画したファイルを生成する場所を指定する
    ※できれば読み書きの早いSSDを選択するのがオススメ
  2. 「録画フォーマット」で「mp4」を選択する
  3. 「エンコーダ」で「NVIDIA NVENC H.264 (new)」を選択する
  4. 「レート制御」以下の数値を下記のとおりに変更する
    ※細かい数値の意味は割愛

追記(2021/11/8):ちょっと変更点があったから画像を差し替えとく

次に、「音声タブ」を選択。ここでは配信・録画での音声のクオリティを変更できる。

「音声ビットレート」を「128」に変更する。

補足:配信なら「128kbps」で十分

音声ビットレートは「64~320kbps」まで設定できる。だけど、配信なら「128kbps」で音質的には十分。

理論上は数値を上げるほど音質は上がるんだけど、その分だけデータ容量が増えちゃうから配信だと回線を圧迫する要因になる。まあそこまで致命的な問題にはならないと思うけど、配信はできるだけデータ容量を小さくしてスムーズに視聴者に映像を届けるのが第一。

あと、今の時代みんなスマホで見るから128kbpsと320kbpsの音質の違いなんて99%の人は聞き分けられない。

個人的には配信ではなく、ただの録画で後から編集するスタイルなら「320kbps」にしても良いかもしれない、くらいのイメージ。

2. 「音声」タブ

次に、左側の「音声」を選択する。

「一般」の中の「サンプリングレート」を「48kHz」に変更する。

「44.1kHz」はCDの規格。映像では「48kHz」が基本。

Windowsなら【コントロールパネル】→【サウンド】の「再生」「録音」タブの「規定のデバイス」「既定の通信デバイス」を右クリック「プロパティ」→「詳細」で「24ビット、48000Hz(スタジオの音質)」を必ず選択。また、オーディオインターフェースのサンプリングレートも48kHzに設定するのを忘れない!

3. 「映像」タブ

次に、左側の「映像」を選択。

  1. 「基本(キャンパス)解像度」を「1920×1080」に変更する
  2. 「出力(スケーリング)解像度」を「1920×1080」に変更する
  3. 「縮小フィルタ」を「ランチョス(先鋭化スケーリング、36 のサンプル)」に変更する
  4. 「FPS共通値」を60に変更

下の画像では「縮小フィルタ」→「バイキュービック」になってるけど「ランチョス」の方が綺麗なのでおすすめ。その代わりCPU負荷がほんの少し高い。

以上がOBSの「設定」から変更できるもの。

本当はパソコンのスペックとか取り込む素材によって設定を少しずつ変更する必要があるんだけど、細かい語句の意味を説明すると長くなりすぎるので割愛。気になったら調べてみてね。

マイクの設定

次に、OBSにマイク音声を入力し、録画・配信で聞こえやすいように設定する。ここがめちゃ大事。

配信だと編集ができないからノイズ・音割れ・適正音量を常に気にしないといけない。実は画面のクオリティより音のクオリティを保つ方が難しい。

配信や録画は、声が聞き取り易いかどうかで視聴者が感じるストレスが大幅に変わる。

大事なことだからもう一度言っておく。

声が聞き取りづらいのは、ストレス。

冷静に考えてほしい。画面が汚くても音声が聞き易ければまだ見ていられるけど、画面が綺麗なのに音声が聞こえなかったりノイズが多かったらすぐにブラウザバックされちゃう。常に視聴者ファーストで考えよう。

多分、一回ではうまくいかないと思うから少しずつ微調整していこう。

1. マイクの音声をOBSに読み込む

まず、「シーン」を作成する。

「シーン」の左下の「+」を選択し、シーンを追加する。「雑談配信用」とか「お絵かき用」とか、配信・録画するプロジェクトごとに保存できる。

次に、マイクの音声を入力する設定する。

「ソース」の左下の「+」を選択し、「音声入力キャプチャ」を追加する

次に、マイクが入力が正しくできているかを確認する。オーディオインターフェースのツマミを上げて、マイクに向かって適当に話して確認していく。

とりあえず「音声ミキサー」のメーターが動いていればOK。音量は後で調整する。

メーターが動いていない場合はマイク入力が正しくできていない。下記の項目を確認してみてね。多分、ここのマイク入力が一番難しい。

補足:マイク入力が正しく出来ないときはここをチェック!
  • オーディオインターフェースがPCに正しく認識されているか?
  • オーディオインターフェースのドライバーをインストールしたか?
  • オーディオインターフェースのドライバーをインストールしたか ?
  • オーディオインターフェースとOBSのサンプリングレートが一致しているか ?
  • オーディオインターフェースのマイク入力のツマミ、フェーダーを上げているか ?
  • コンデンサーマイクを使用している場合、ファンタム電源をONにしているか ?
  • ケーブル類が正しく接続されているか ?
  • Win / Mac側でマイクが認識・有効化されているか ?
  • Win / Mac側・OBS側でミュートにしていないか ?
  • 機材の物理的な故障がないか ?

2. 「フィルター」でマイク音声を整える

次に、マイク入力のレベルや音質を整えていく。音割れさせずに良い感じの音量を作る。これが大事。

まず、マイクに向かって話したときの最大音量が「-20dB」前後になるようにマイク入力を上げる。
※オーディオインターフェース側で調整する

次に、先ほど追加した「音声入力キャプチャ」をクリックし、上部の「フィルタ」を選択する。

ポップアップされた画面の左下の「+」から各種プラグインが選べるようになる。

とりあえず、下記3つのプラグインを順番に追加。後で別のプラグインを追加します。

  1. 「ゲイン」……ソフト的に音量を上げる
  2. 「ノイズゲート」……話していないときの余計なノイズを除去
  3. 「リミッター」……音割れをさせない

次に、左側の「ゲイン」を選択する。左側の目のアイコンがON・OFFを表す。

大きな声で話したときの最大音量が「-5dB」になるようにゲインを上げる。正直これができたら後の設定は必要ないレベル。
※ここでは「+15.00dB」に指定。

次に、左側の「ノイズゲート」を選択する。これで話していないときの余計なノイズを除去できる。

  1. 閉鎖閾値を「-55dB」に指定する
  2. 開放閾値を「-50dB」に指定する
  3. 動作開始時間を「10ms」に指定する
  4. 保持時間を「150ms」に指定する
  5. 解除時間を「100ms」に指定する
    ※細かい意味は割愛。気になったら微調整してみてね

コンデンサーマイクを使う場合は部屋の小さなノイズも拾いがちなので、特に「閉鎖閾値」と「開放閾値」の値を適当に変更する。

次に、左側の「リミッター」を選択する。これで突発的な音割れを防ぐ

「閾値」を「-1.00dB」に指定する。これで声の音量が-1.00dBを超えない。

「0.00dB」でも問題ないけど突発的な音割れをする可能性を考慮して「-1.00dB」に設定してる。ようは保険。

次に、別途プラグインを追加する。一度OBS Studioを終了する。

正直、ここまでやれば十分。

ここまでのマイク入力とゲインがあれば(あとマイクが粗悪品でなければ)十分聞くに耐えうる音声を届けられているはず。

これ以降は、無駄に音に拘ってる僕が研究した内容だから興味がある人だけ試してくれればいい。異論は認める。

下記の組み合わせだと配信でもほぼ遅延なく使える。一部は有料だけど(ごめんね)いろいろ使ってみた上で音質・遅延ともにベストだった。オススメ。

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