ピアノ音源の最高峰!?「Ivory II Studio Grands」徹底レビュー【前編】

2018年11月23日

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Keigo

どうも、Keigo (@type00k) です!

2017年8月10日。Synthogy社より最新のピアノ音源「Ivory II Studio Grands」が発売されました。

ピアノ音源といえば「IvoryII」と言われるくらいに、DTMをする人にとって「IvoryII」は最も有名なピアノ音源の一つです。

先日、喉から出るほど欲しかったこのピアノ音源をついに購入して、一ヶ月ほど使ってみたので使用感やインストール方法、セッティングについて書き留めておきます。

ピアノ音源の最高峰 「Ivory II」シリーズの最新作

今回僕が購入した「Studio Grands」は、アメリカのSynthogy社が販売しているDTM用のピアノ音源「Ivory II」シリーズの最新作(2018年現在)です。

「Ivory II」は、実際に存在するピアノを一音一音、実際に弾きながら事細かに録音し、よりリアルなピアノの音を鳴らせるように作られたサンプリング音源です。

このサンプリング音源の最大のメリットは、まるで本当にその楽器を演奏していると思わせるほどのリアルな音が出せることです。

「IvoryII」シリーズは、プロの現場でもしばしば活用されていて、意外と誰もが聴き慣れている音でもあります。

僕が購入した「Studio Grands」は、Steinway(スタインウェイ)のModel BBösendorfer(ベーゼンドルファー) 225という超高級グランドピアノを専任のテクニシャンの元で収録された素晴らしい音源です。

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Keigo

どちらのピアノも新品で1500万円以上(白目)。

ただでさえ狭い日本の住宅の中で92%くらいは置物と化しているであろうアップライトピアノですら場所をとるのに、カローラが7台も買えてしまうほどのそれらの贅沢品をナチュラルに置ける環境を持っている人間がこの世に存在しているという事実が到底受けられません(白目)。

そんな超高級グランドピアノを疑似体験できるデジタルという素晴らしい人類の発明で収録された「Ivory II」を作ってくれたSynthogy社の人に感謝しつつ、今回僕が購入した「Studio Grands」の素晴らしさを徹底解説していきます!

IvoryIIのピアノ音源は5種類!

ピアノ音源「Ivory II」と言っても、実は5つも種類があります。それぞれ収録されているピアノの種類やエフェクトプリセット、その他の細かな機能が異なります。

ピアノのことをよく知らない人にとってはその違いがよく分からないですよね……。

そんな方のために、まずは「Ivory II」シリーズの全5つをできる限り分かりやすく紹介します!

Ivory II Grand Pianos

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「IvoryII」といえばコレ!と言われるほどに有名なピアノ音源。

Steinway(スタインウェイ)、Bösendorfer(ベーゼンドルファー)、YAMAHAの3つのグランドピアノを収録。

インストールに必要な容量は約80GBです。平均すると1台のピアノ辺り25GB前後のサンプリング(収録)がされています。ディスクをかなり圧迫しますよね。

そう、このサンプリング音源のデメリットはなんといっても容量がやたら大きく、ディスク容量が求められることです。一つの音源だけならまだしも、他の音源も追加していくので大容量ディスクは必須です。

▼ 「Grand Pianos」のデモ音源

ピアノと言っても音は千差万別です。ただ、音の方向性が異なる3種類ものピアノが収録されているので、迷ったらこれを買っておけば大抵のことはできます。

とりわけ、Steinwayの音は癖がなく万能なので、とりあえずこれでいいや感があって、それでも普通に良く聴こえてしまうのが最大の魅力。ちなみに、収録されているのはSteinwayの「German D」です。

日本音楽界の誇り、ヤマハのグランドピアノ「C7」も収録されているのも特徴です。ヤマハ好きな僕としても嬉しい。

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Keigo

ピアノもスピーカーもキーボードも気がついたら全部ヤマハな僕!

Ivory II Italian Piano

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「幻のピアノ」と呼ばれることの多いイタリアのグランドピアノが収録。

インストールに必要な容量は約28GB。収録されているピアノは10フィート(308cm)のコンサートグランド(ニューヨークのサニーパーチェスコンサートホールにて収録)1台だけです。その分、お値段も安いです。

販売の謳い文句なのか、「幻のピアノ」と呼ばれるらしい。手作業や緻密な調整作業を必要とする仕様により、1年に70台程度しか生産されないのだとか。

▼ 「Italian Piano」のデモ音源

音の傾向としては、ザ・クラシック! という感じ。非常に上品な音です。

Ivory II American Concert D

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個人的に最も好きな音がこのAmerican D。

American「D」というのは、収録されているピアノが、1951年製”New York” Steinway 「Model D」の「D」です。

インストールに必要な容量は約50GB。こちらも「Italian PIano」と同様に1台のみ収録されています。

▼ 「American Concert D」のデモ音源

まさにアメリカンな音。非常に明るい印象でクラシックはもちろん、ジャズの雰囲気にも相性が良さそうですね。

ちなみに「Model D」はSteinwayのフラッグシップです。お値段なんと2200万円(白目)。さすが、Dの一族。

実は、直前までこちらの音源を買うか迷いました。

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Keigo

「Model D」、誰か恵んでください(白目)。

Ivory II Upright Pianos

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Ivory IIの変化球、アップライトシリーズ!

ここまではグランドピアノばかりでしたが、ここでまさかのアップライトピアノが登場です。

日本ではピアノの世帯普及率が約20%らしいのですが、そのほとんどがアップライトピアノでしょう(スペース的に)。黒艶出しのモデルは幼稚園とかピアノ教室の先生が弾いているやつです(適当)。

斯く言う僕もヤマハのアップライトYU5を所有しています。

Ivory IIでは「ロック、ポップス、ブルーズの世界では『あえてアップライトを選ぶ』アーティストが多く存在する」という謳い文句でアップライトピアノまでご丁寧に収録しているので驚きです。

ジャズ好きへは「ニューオーリンズ」、ロック好きには「ビートルズ」、ブルース好きへは「ホンキートンク」ですね。

インストールに必要な容量は約85GB。以下の4つのアップライトピアノが収録されています。

  • Yamaha U5
  • 1914 A.M. Hume
  • 1915 Packard Honky Tonk Barroom Upright
  • 1900’s Tack Piano with Real Tacks

ここでもヤマハのピアノが収録されています。といいますか、Uシリーズ(現在のYUSシリーズ)はわりと定番のアップライトピアノだからでしょう。個体差がほとんどなく音も安定しています。

▼ 「Upright Pianos」のデモ音源

バンドサウンドには打ってつけです。

Ivory II Studio Grands

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「Ivory II」の最新作にして最高傑作!?

こちらが僕が購入した2017年に発売された最も新しい音源です。

先程紹介した「Grand Pianos」と似たような名前で間違えて注文してしまいそうですが、中身は全く異なるので注意!

こちらは「Steinway Model B」と「Bosendorfer 225」の各モデル50GB以上、トータルで112GBの容量を収録しています。

どちらも新品で合わせて買えば3000万円以上ですかね(白目)。

▼ 「Studio Grands」のデモ音源

特徴は究極的にドライな音が収録されていることです。残響音が含まれていない純粋なピアノそのものの音が収録されています(もちろんエフェクトで残響を付加することは可能です)。

ピアノ音源をより豊かにするためにはリバーブ(残響)がとても大切です。そのピアノが演奏されているのが「大きなホール」なのか、または「レコーディングスタジオ」なのか「部屋」、「教会」なのかを決定づけるからです。

「Ivory II」シリーズが有名で定番なピアノ音源である所以の一つが、「リバーブが非常に豊か」でリアルに聴こえるからです。
しかし一方で、リバーブを一から自分で作り込めないという欠点もあります。もちろん、かなり上級者向けの悩みになりますが。

この「Studio Grands」は以前までのシリーズと異なり、残響を極限まで抑えた音源となっているので、今まで以上により一歩音作りに踏み込めるという恩恵があります。まさに「自分だけの音を作る!」という、音を徹底的に作り込みたい人には堪らない理想的なピアノ音源なのです!

また、単に膨大なサンプリングするだけでなく、各モデルともにピアノ本体の共鳴や鍵盤の弦が共鳴、新しいハーフペダルコントロール、抑えた鍵盤の音にもならないようなわずかな倍音など細かなニュアンスをプログラムされています。

他にも購入した理由がありますが、端的に言うと「今までのIvory IIシリーズは普通にリアルだったけど、今回のは超リアルになったよ」ってことです(雑)。

パッケージ版が届いた!

この商品はダウンロード版とパッケージ版の2種類があります。

僕はいつもパッケージ版を選びます。CubaseもKompleteもEWHOもBFDもパッケージ版を買いました。物がないと買った気にならないからかなあ。この気持ち、分かります?

▼ 中身はUSBメモリだけだと聞いていたけど、実際に届いた箱がデカイです。BFDの箱より大きい。音源あるある~。

▼ どの音源のパッケージも大きさが違うので棚に並べたときに高さが揃わないのが小さな悩みです。

▼ 日本語で色々と書かれていますが、ソフトの中身は全部英語です。

▼ WinでもMacでも動きます。iLokは不要です。ディスクと紐付け認証するだけなので楽で良いですよね。

声を大にして言いたいのですが、ドングルは「この世の全ての悪」。

▼ 「Studio Grands」の中身の全て。USBメモリ、イチゴが一つしか乗ってないホールケーキみたいになっています。

▼ USB3.0です。

▼ USBメモリのVIP待遇。

▼ USBメモリはトランスフォームします。謎の高級感はあるのだけれど、このギミックいる?笑

英語で書かれた説明書の表にはインストール方法、裏にはシリアルコードが書かれているので捨てないように注意してください。

インストール方法と注意点

インストール画面は英語ですが、手順は以下の通りでそこまで難しくありません。

  1. USBメモリをPCに挿す
  2. インストーラーで音源をインストールするフォルダを決める
  3. Synthogyのページでライセンス認証する ←重要(これをしないと音が出ない)

▼ インストール画面はこんな感じです。

「Studio Grands」は容量が100GB以上あるのでさすがに時間がかかります。といっても30分くらいでしょうか、あまり覚えていません……。

ちなみに、インストール先は以前紹介したWestern DigitalのM.2 SSDです。

人気記事【大容量2TB】M.2 SSD「WDS200T2B0B」が最高すぎた!

後に使い始めて分かりましたがこの音源は大容量ということもあり、HDDだと読み込みの面で少し厳しいかもしれません。そのためSSDにインストールすることをおすすめします。

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インストール先はデフォルトでCドライブ直下に指定されているので、自分の好きなドライブやフォルダに指定します。インストール自体に難しいところは特にないのであっさりと終わります。

ただ、その後にSynthogyのページライセンス認証をしないと音が出ない仕組みになっているので注意しましょう。ソフト側では認証できません。

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Keigo

ライセンス認証できねえ~! と、見当はずれの試行錯誤していたのは僕です、はい。

Synthogyのページで「メールアドレス」と「シリアルキー(パッケージ付属の紙に書かれている)」を登録します。登録後にIvoryIIを起動すると音が出るようになります。

「Studio Grands」のここが凄い!

ベロシティレイヤーが最大24へ!

MIDI打ち込み音楽には欠かせない「ベロシティ」というパラメータ(値)があります。

「ベロシティ」は「速さ」を意味し、MIDIにおいては「鍵盤が押し込まれる速さ」を表しますが、事実上、音の大きさを表します。

ベロシティ値には「1〜127」の127段階あります。1が最小、127が最大です。ちなみに0は無音、ベロシティオフです。

例えば「ドレミ」というフレーズでベロシティ値を、

ド(62)レ(75)ミ(94)

というようにDAW側で一音ごとに自分の好きな値に設定することで強弱の変更が可能です。

もちろんベロシティ値を一定に保ち、

ド(127)レ(127)ミ(127)

とすることも可能ですが、リアルな打ち込みを表現する場合には一つ注意が必要です。

人が演奏する(アナログ)場合、すべての音符を全く同じ音量(ベロシティ)で演奏することは不可能です。どんなに音量を一定に保とうと弾いても、

ド(60)レ(54)ミ(57)

というように、音量が微妙に不揃いになるからです。

MIDI(デジタル)ではそれが可能なのですがベロシティ値が一定の演奏は「ベタ打ち」と言って、一般的に高揚感のない機械的なサウンドになってしまいます。

曲調によっては、あえてを機械的サウンド(非リアル感)を狙う場合や使用する音源によってはベロシティが一定でもベタ打ちに聴こえにくい場合もあるので、一概にそれが駄目ということわけでもありません。

ただ一般的にはベロシティ値をランダムにすることでよりリアルな(実際に人が演奏しているような)サウンドに仕上がるので、打ち込みの際はベロシティの値に注目し、必要であれば適宜修正します。

ではここで、打ち込むすべての音符に対してベロシティ値を手動で設定する必要があるかというと、実はそうでもありません。

127段階のベロシティ値を設定できるといっても、実は音源側にベロシティ値ごとの、つまり127種類の音色の強弱が搭載されているわけではないからです

ベロシティ値が「1が最小で127が最大」という原則は変わりませんが、例えば、

1~10で一括り(レイヤー)、とても小さい音が鳴る
11~20で一括り、少し小さい音が鳴る


120~127で一括り、最大の音が鳴る

というように、一つの音に対してベロシティ値はある程度幅を持っています。この括りを「ベロシティレイヤー」といいます。

これはつまり「ドレミ」というフレーズで、

ド(11)レ(12)ミ(13)

とベロシティ値をバラバラに設定しても、この例の場合はベロシティレイヤーが同じなのですべての音符が同じ音量で出力されます。

仮にこれを、

ド(10)レ(11)ミ(13)

と、設定し直せば、ドはとても小さい音が、レとミは同じ少し小さい音が鳴ります。

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Keigo

ベロシティレイヤーの幅は音源によって異なるよ!

一般的に、ベロシティレイヤーの数が多ければ、弱〜強まで打鍵したときの音色の変化がより滑らかに繋がり、さらにリアルな演奏に近づきます。

ピアノ音源のベロシティレイヤーの数(段階)は、以下のように音源によって異なります。

以前よく使っていたのは「Alicia’s Keys」です。音が良く万能に使えたのですが、やはりピアノソロなどで打ち込みをするとベロシティレイヤー数が12と少ないためにフレーズの強弱の繋がりが不自然になってしまうことが多々ありました。

今回僕が買った「Studio Grands」では、ベロシティレイヤーが「Ivory II」シリーズ従来の18から24に増えたことで、より繊細なタッチもしっかりと表現されるようになりました。

専用のピアノ音源ということもあり「Alicia’s Keys」と比べるとフレーズの不自然な音量差や違和感が完全になくなりました。

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Keigo

1500万円のピアノがやってきたようなものだ(白目)。

ちなみに「American Concert D」との購入を迷った要因の一つがこのベロシティレイヤーの数の差です。「American Concert D」は20、「Studio Grands」は24。聴感上の差はほとんどないのかもしれませんが、「Studio Grands」のほうが新しいということもありこちらを選びました。

ベロシティついて気をつける点がもう一つあります。

Spectrasonics社から2016年に発売された「Keyscape」 というピアノ音源、実はベロシティレイヤーが驚愕の32もあります。しかしこれを買いませんでした。

というのも、32ものレイヤー数を弾きこなせるほどのピアノタッチを可能にする電子ピアノを持っていないからです。

いつも打ち込みをするときはほぼリアルタイムレコーディングなのですが、現在僕が使っているP-105(Pシリーズ)というヤマハの電子ピアノは、GHS鍵盤を搭載した「そこそこの弾けるタッチ(打鍵感)の電子ピアノ」であって、繊細なタッチができる構造を持つ「ステージピアノ」ではありません。

鍵盤の種類については、ヤマハの電子ピアノの仕様比較にも記載されています。

▼「P-125」P-105の最新版(2019年現在)

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人気記事電子ピアノはYAMAHA Pシリーズ P-125がコスパ最強だと思う【初心者にもおすすめ】

ヤマハのPシリーズの電子ピアノを長らく使っていますが安いわりに、普段使いにはかなり優秀でコストパフォーマンスの高い商品だと思っています。

一方、「CP4 STAGE」や「P515」のようなステージピアノは本物のアコースティックピアノのタッチを目指して作られていて、鍵盤がプラスチックではなく本物の木です。構造もより複雑なため、価格も跳ね上がります。

以前、その点についての記事を書きましたのでよければ御覧ください。

関連記事DTMにおけるMIDIキーボードとステージピアノを考える

関連記事ヤマハ「AvantGrand N1X」というヤバイ商品が発売されてしまう件

▼「CP4 STAGE」ステージピアノ

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ソフト側がどんなに優秀でも、それを入力するハード(キーボード)がそれなりだと表現力の高い演奏には限界があります。

もちろん、後からベロシティを修正することもできますが、やはりリアルタイムで弾いたほうがより自然ですし、何よりそちらのほうが作業が早く終わりますからね……。

今のところP105で「Studio Grands」を弾いてみた感じでは、自分の狙ったとおりの音が違和感なく出せているので満足しています。

ベタ打ちでもより綺麗

機械的なサウンドにならないようにベタ打ちは避けたほうが良い、と言いましたがこの「Studio Grands(というかIvoryIIシリーズ)」、実はベタ打ちでもある程度、自然に鳴ってくれます。

従来のピアノ音源の「明らかにベタ打ちだなあ」という感覚がほとんどなく、わりと音が綺麗に聴こえます。

論より証拠、ということで実際に音を聴いてみましょう。

サンプル曲は「Some Day My Prince Will Come 」。ピアノは「Steinway Model B」。

聞こえにくいので音圧を上げていますが、リバーブなどそれ以外のプラグインはなしです。

「Steinway Model B」を普通に弾いたとき

青色で囲った縦棒の部分がベロシティ(音の強弱)です。ベロシティ値が大きくなると徐々に濃いオレンジ色になるようにしています。

まるで本物のSteinwayを聴いているような気分です。この音色は市販のCDでもよく聴きますよね。

実は微妙に打鍵ノイズやペダルノイズが含まれているのですが聴こえますでしょうか?

「Steinway Model B」をベタ打ちで弾いたとき

先程のベロシティ値と比べて完全に揃っています。しかし、このような静かな曲であればベロシティが一定でも意外と綺麗にまとまっちゃいます。

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Keigo

これは相当凄いぞ!

もちろんよく聴けば最初のほうが強弱があってよりリアルですが、もう面倒なベロシティ調整もいらないんじゃないかと思えるくらいの出来栄えです。笑

次は「Bösendorfer 225」でも聴いてみましょう。

サンプル曲はドビュッシー「アラベスク1番(Arabesque #1 」。こちらも少し音圧を上げていますが、リバーブなどそれ以外のプラグインはなしです。

「Bösendorfer 225」を普通に弾いたとき

先程の曲に比べ、かなり強弱の激しいベロシティ値となっています。

「Bösendorfer 225」は「Steinway Model B」に比べると良い意味で少し細めの音色でスッキリとした印象です。クラシックにとても合っている音源だと思います。

「Bösendorfer 225」をベタ打ちで弾いたとき

んーさすがにベタ打ちは厳しいかな?笑

断っておきますが「Bösendorfer 225」の音が悪いのではありませんよ! ベタ打ちとはこういうことなのです。笑

しかしそれでも、ほとんどの方にはあまり違和感なく聴いてもらえるレベルの仕上がりではないでしょうか。

聴いていただいて分かるように、ベタ打ちでこんなに簡単にリアルな演奏ができるとなると……もう手放せなくなりますね。笑

「Steinway Model B」で秒速5センチメートル

新海誠監督の作品「秒速5センチメートル」のサウンドトラックより「想い出は遠くの日々」です。

関連記事【秒速5センチメートル】『想い出は遠くの日々』を弾いてみた

音源は「Steinway Model B」。

基本的にプリセットのまま使っていますが、Ivory側でパンを50%程度にし、リバーブやイコライザはオフにしました。

リバーブはWavesの「H-reverb」と「IR-1」です。ディレイは「H-delay」。

定番のプラグインがたくさんあるWavesは持っておくと何かと便利ですね。

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イコライザやコンプはNeutron2とOzone8です。使いやすすぎて笑ってしまいます。

Ivoryの素の音は中低音がかなり豊かなので必要な分だけ削っていきます。

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Keigo

特にピアノが弾けない人にとってはIvory IIは最高の音源だね!

おわりに

icon-check まとめ

● 「Studio Grands」は「IvoryII」の最新ピアノ音源(2018年現在)
● ドライな音なのでかなり音を作り込める
● ベロシティレイヤーが24に増えた
● 重いソフトなのでSSDが必須
● ベタ打ちでも違和感がほとんどない
● 初心者にうってつけのピアノ音源

いかがだったでしょうか?

「Studio Grands」の音が心地良くて一日中、弾いていられます。笑

後編の記事は、音作り・セッティグについてです。

次の記事ピアノ音源の最高峰!?「Ivory II Studio Grands」徹底レビュー【後編】

Keigo

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