麻布テーラーでオーダージャケットを作ってみた

2018年2月20日

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Keigo

どうも、ジャケット好きのKeigoです!

以前、革靴についての記事を書きました。革靴は大人らしいドレッシーな印象を与えてくれるカッコいいアイテムで、休日には履いては磨いています。

前回の記事:大人になったら即効で「スコッチグレイン」の革靴を買おう!

先日、その革靴に合うジャケットをオーダーしに行きました。

ジャケット単品のオーダーは初めてだったので、できるだけ安く、それでいてしっかりしている物を作りたいと思いました。

オーダースーツに関するブログはしばしば見かけますが、ジャケットについてはあまりなかったので簡単ですが、記事にまとめてみました。

この記事をざっくり● 予算が5万円もあれば十分良い生地のジャケットが作れる

● お店でのオーダーがとても楽しい
● 出来上がったジャケットのサイズが自分ぴったりで嬉しい
● 勉強してからオーダーしたほうがさらに良くなる
● 筋トレなどの体型変化に注意!

ジャケットはサイズ感が命

そもそもスーツやジャケットを買うとなると既製品を買うか、オーダーするかの二択になると思います。特に最近ではオーダースーツが浸透してきた感もあります。

既製品は何より価格の安さが魅力的です。すぐに手に取ってデザインやサイズ感を確認できるのがメリットです。

ただし、既製であるがゆえに自分の体型に合ったジャケットを見つけることはなかなか難しいというデメリットもあります。肩幅、腕の長さと太さ、胸板、ウエスト、背丈など人によってバラツキがあるからです。

ジャケットはサイズ感が命です。

大きすぎるジャケットはジャケットに着られている感がありますし、逆に小さすぎるジャケットは窮屈な印象を与えます。

となると、TシャツのようにS、M、Lなどの選択肢から選べるようなものではありません。

オーダーならば、そういった懸念を払拭できます。肩幅や袖丈などを数ミリ単位で自分の身体に合った調整ができるからです。

もちろんフルオーダーだと10万円~があたり前のような価格帯(もっと高い?)ですが、基本の型から微調整していくパターンオーダーであれば数万円で作ることができます。

ただ、オーダーが浸透してきたとはいえ、やはり既製品より若干値段は張ります。しかしそれでも、オーダーする価値はあると思います。

身体にフィットするジャケットに愛着が湧きますし、手入れをすれば長く使えますからね。

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Keigo

筋トレして体型維持するのも大事!笑

 

新宿駅から徒歩5分「&B新宿South店」

実は一度、こちらの麻布テーラーでスーツを作ったことがあります。そのときは初めてのオーダーだったので、スーツのスタイルや歴史など、本やネットで予習してから行きました。

後で詳しく書きますが、やはりある程度は勉強してから行ったほうが良いと思います。

▼スーツの基本が分かる本

新宿の麻布テーラーまでは、わりと単純な経路なので迷うことはありませんでした。

ビルの狭いエレベーターで2階へ上がるとすぐ、お洒落なスーツやシャツなどが並んでいるのが見えます。お店の中はとてもおしゃれで落ち着いた空間です。

「カジュアル用のジャケットをお願いします」

そう伝えると、店員さんが席へ案内してくれました。

2回目以降は、保管されている前回の補正データを元に微調整できるので、気になった点を店員さんに伝えれば補正をしてくれます。

まずはジャケットの「生地選び」

初めに生地選びです。店員さんが生地のサンプルを持ってきてくれます。かなりの量があります。サンプルは折り紙ほどの大きさしかありませんが……。

ざっくり言うと、麻布テーラーでは主に国産生地とインポート生地があり、国産の方が安いです。一番安いものでもウール(羊毛)100%なので気軽に選べます。

化学繊維のポリエステル生地のスーツはウールに比べ安く、耐久性はありますが着心地や素材感の面でウールに劣るためか、高級スーツ等にはあまり使われません。主に営業スーツ向きでしょうか?

麻布テーラーではジャケットは23000円からオーダーできますが、カジュアルに使うような生地は少し値段が上がります。

・GRAND MARQUIS COLLECTION(37000円~)
・WORLD TRAVELLER COLLECTION(49000円~)

国産生地は上記の2種類があり、値段の安い前者は主にビジネス用で、後者はシワの回復力と撥水性に優れているそうです。

今回は、ド定番もので頼みました。

・カジュアル
・無地のネイビー
・年中使えるような生地(薄すぎず厚すぎず)

これを店員さんに伝えると、「WORLD TRAVELLER」を勧めらました。

実際に触れてみると、しっかりしていて柔らかい印象でした。耐久性がありそうです。

色の違いが数種類あったので、その中から一つネイビーの生地を決定しました。

ただ、今思えば安い方の「GRAND MARQUIS」にも使えそうな良い生地があったかもしれません。

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Keigo

ネイビー(紺色)は万能選手!

次は「基本の型」選び

スーツを買うときと同様に、まずジャケットも3種類の基本の型から一つ選びます。

1. CLASSICO ITALIA
2. CONTINENTAL
3. JET CRUISE

以前、スーツを買いに行ったときの店員さんは「CLASSICO ITALIA」がスタンダードだと仰っていて、僕もそのつもりだったのでそれを選択しました。

というのも、僕が予習で読んだ本の著者、落合正勝氏は「クラシコイタリアこそ至高」と主張しているし、YouTubeでスーツファッションを紹介している干場義雅さんは「イタリアスーツ最高」みたいな人(笑)です。さらに同時期に放送されていたルパン三世の舞台がイタリアのミラノだったというだけの理由で「CLASSICO ITALIA」という名前に惹かれてしまいました(なんじゃそりゃ)。

ちなみに、落合正勝氏の動画がこちら。少し古い動画ですがなかなかどうして面白いです。

「CLASSICO ITALIA」のスーツ特徴は高いゴージ(襟)ラインと高いボタン位置です。

そして今回は、スーツではなくカジュアルジャケットですが、「前回と同じCLASSICO ITALIAでお願いします」と伝えました。

しかし、試着の段階で「JET CRUISE」も勧められました。曰く、「CLASSICO ITALIA」よりも軽く、カジュアルに合うとのこと。

実際に着てみると確かに軽く、柔らかい印象でした。しかし、そのときは襟周りのデザインが気になり、結局「CLASSICO ITALIA」を選択しました。

そして、以前のスーツよりも全体的に少し小さめに補正してもらいました。というか、店員さんがカジュアル用にと、そう勧めてくれました。

お尻が出るほど短い着丈や細すぎるウエストはヨーロッパ等では「ゲイスーツ」と呼ばれるようです。大切なのは、あくまで身体に沿って自然に流れるシルエットだそうなので、その点に気をつけて補正をしてもらいました。

最終的には以下のようにオーダーしました。予習の範囲内です。

・型は「CLASSICO ITALIA」
・段返り3つボタン
・総裏
・サイドベンツ・パッチポケット

オプションは前回と同様に裏地をキュプラにしてもらい、合計で約5万円でした。やはり安い既製品よりは値が張りますが、長く使うならばと自分に言い聞かせて会計を済ませました。

キュプラの恩恵は……よく分かりません。正直、標準のポリエステルでも全く問題ないと思います。笑

襟は接着芯です。フル毛芯のほうがもちろん仕上がりが良いですが、今回は初めてなので気にしません。※麻布テーラーにフル毛芯があるのかは謎です。

ジャケット到着と第一印象

約一ヶ月後、ジャケットが到着しました!

早速着てみると「すごく良い!」の一言です。オーダーなのであたり前ですが、とにかくサイズがぴったりです。ハンガー吊るしだと少し歪に見えますが。笑

なんというか、これさえ着ていればどこに行っても恥ずかしくない万能感があります。

いつぞやのバックパッカーのとき、ウィーンでオーケストラコンサートへ行くのにまともな服と靴がないからとシャツとサンダルをチョイスした僕に着せてやりたいです。

ポケットの形状はパッチポケット。カジュアルならこれ一択。笑

Keigo

パッチポケット、日常使いで何かと便利!

生地が思ったよりもしっかりしていて、しかしそれでいて適度に柔らかい。世界を飛び回る者に相応しい生地、ゆえに「WORLD TAVELEER」(なのかな)。

スーツと違い光沢感はありませんが、このネイビーという色もどこか高級感があります。

裏地はキュプラですが、ポリエステルとの見た目の違いはよく分かりません。

「azabu tailor」の文字!

ボタンは4つボタンの重ねです。

オプションで3000円(税抜き)で本切羽(袖口本開き)は付けられますが、今回は付けませんでした。袖の長さがぴったりかどうか心配だったので……。次回は付けようと思っています。

生地の目が細かいです。

接着芯ですが、襟が綺麗にカーブしています。

裏地は表地と同系色のキュプラ。派手な色や柄物にもできます。僕は挑戦できない……。笑

後ろはサイドベンツです。思ったよりも格好良くて気に入りました。

特に着丈がピッタリでとても良いです。

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Keigo

どこにでも着れる!

オーダージャケットを3ヶ月間、着た感想

ジャケットが到着してから3ヶ月ほど着てみました。

全体的に満足していますが、細かいところでいくつか反省・改善すべき点を感じたので紹介したいと思います。

「JET CRUISE」か「CONTINENTAL」のほうが良かったかもしれない

やはり店員さんの助言どおり、カジュアル用のジャケットでは型は「CLASSICO ITALIA」よりも「JET CRUISE」、HPを見るに僕の好みでは「CONTINENTAL」の方がより良いのでは、と感じました。

というのも、「CLASSICO ITALIA」だと僕の場合、ゴージラインが肩とほぼ平行なので少しビジネス感(少しかしこまった感じ?)がある気がします。ゴージ幅を小さくすれば解決するのかもしれませんが、そうするとネクタイもそれに合わせる必要がありそうです。ゴージ幅もネクタイ幅は同じが基本だそうで。

試着当時は「JET CRUISE」の「ゴージラインの角度が鋭角すぎるかなあ」と思って止めたのですが、カジュアルではあちらが正解な気がします。それと、ラペル幅が狭すぎるものが嫌だったので、それを伝えて(8.5cmに指定)満足していしまいました。

さらに付け加えると「CLASSICO ITALIA」のボタン位置が僕には少し高いと感じました。

後になって調べて分かったのですが、僕の場合、ボタン位置はおへそよりボタン約1個分くらい上が理想だと感じました。しかし、そこよりさらにボタン1.5個分ほど高い位置にあるので、ボタンを閉じたときの見栄えが若干良くない気がしています。

高いボタン位置の効果はスタイルが良く見えることのようですが、適切なボタン位置は体型によります。いわゆるVゾーンの広さが変わるのですが、確かにこれは落合正勝氏も言っていました。

それから基本的なことなのですが、オーダーの際に「CONTINENTAL」も試着して確かめるべきでした。ホームページのモデルを見ると「CONTINENTAL」は「JET CRUISE」よりもボタン位置がボタン一個分低いのです。

店員さんに勧められなかったためですが、こちらから訊くべきだったなあと反省しています。

ゴージラインとボタン位置という些細なことですが、毎回ジャケットを着るたびにそれらが気になってきます。

肩と胸はセットで補正するべき?

肩幅と胸囲はセットで補正することを考えるべきでした。

オーダーの際に少しだけ肩幅を小さくしたのですが、胸周りの補正をあまり考えていませんでした。

以前作ったスーツと同じ胸囲で作ったので、ジャケットを着たときに肩から胸にかけての少しダブつきがあります。ぱっと見た感じでは気にならないのですが、やはりボタンを閉じたときの一体感が欠ける気がします。

しばしば、ジャケットの胸囲は拳一個分入るかどうかと言いますが、それだけでは少しざっくりしすぎています。立って座って手を上げて下ろす。胸のポケットに普段入れているものを入れて、それを取り出す、といった日常動作をしてジャケットが崩れないかどうかがより大切だと思います。

肩幅を補正したら同時に胸囲も補正することを考えるとより良いのでは、と思っています。

ステッチを入れ忘れるという致命的なミス

これは完全に僕の不備なのですが、ジャケットにステッチを入れるのを忘れました。忘れたというより、店員さんに訊かれたときにステッチは有料だから要らない、と思って「ステッチはなしで」と伝えてしまいしました。

ところがどっこい。ラペル、上衿、ポケットフラップに付ける通常のステッチは無料なのです! 有料なのは肩ライン、袖ライン、背ライン、脇ラインなどに入れる「フルステッチ」だったのです!

完全に勘違いをしていました。おかげさまで少しばかりのっぺりしたジャケットに仕上がりました。

もちろん近くで見ないと分かりませんが、至近距離ではステッチがないのはわかります。

中にはステッチが好みでない人もいるようですが、僕はやはりステッチはあったほうが格好良くて好きです。

筋トレするとジャケットが小さくなる?

ある日ジャケットを着てみたら、ジャケットの肩幅が狭く感じられ、明らかに前のボタンが閉じられなくなりました。

そうです、原因は筋トレです。僕はずっと筋トレをしています。

筋トレすると肩や胸周りが大きくなるので、以外にも袖丈や着丈までもが小さくなります。というわけで相対的にジャケットが小さくなります。

Keigo

ケンシロウごっこができる。笑

気をつけるといっても難しいのですが、筋トレをしている方はオーダージャケットでは注意が必要です。

条件にもよりますが、ジャケットはオーダーしてから約1ヶ月後に到着します。

ライザップのCMなどでご存知だと思いますが、筋トレを1ヶ月も続ければ人の体型は変わります。

中学1年生が制服を買うように「少し大きめにオーダーする」という方法もありますが、それだとせっかくのオーダーがもったいない気もします。

というわけで、自分の生活習慣をよく考えてオーダーすると良いと思います。

ちなみに、筋トレを始めるなら「デッドリフト」というトレーニング種目が最も早く体型が変わるのでおすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は麻布テーラーのオーダージャケットについて解説しました。

オーダージャケット、とても気に入っています! 特に丈がぴったりだと気持ちが良いです。

ただ、僕のように一度のオーダーでは完璧にならないことがあるので少しずつ勉強して補正していく必要がありそうです。

また、オーダーする際はやはり前もって少し予習したほうが良いです。スーツやジャケットはイギリス、フランス、アメリカ等、地域によって作りが異なります。時代による変化もあります。

どのようなスタイルを望むのかは本人しか分かりませんし、その場で良し悪しを決めても僕のように後々「ああすればよかった」と思うようになります。オーダーするこちらからどんどん注文していかないと店員さんに流されてしまいます。

そのためには知識が必要です。

最低限で良いので事前に、参考にしたいスタイルの写真をいくつか選んでイメージを絞っておくと良いと思います。ダニエル・クレイグとかルパンとか、なんでも大丈夫だと思います(ルパンは微妙か?)。笑

よく分からなければ「流行」ではなく基本の「クラシック」をおさえておき、そこから自分好みにアレンジ(「足は細め」など)すれば失敗しにくいのではと思います。

落合正勝氏も主張していますが、流行は廃れます。残念ながら数年後にはダサくなっています。僕は知りませんが、バブル期に流行ったらしい「肩パッド」を見て今どう思うかです。

まずはスーツの基本を知るところから始めてはいかがでしょうか。

機会があれば、またオーダーしようと思っています。

以上、参考になれば幸いです。

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Keigo

オーダージャケット最高!

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