ピアノを弾く前に読もう! 『ジョセフ・レヴィーン ピアノ奏法の基礎』レビュー

2018年1月18日

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Keigo

どうも、Keigoです!

 

ピアノの弾き方に関する書物で有名な「ジョセフ・レヴィーン ピアノ奏法の基礎」を読んだので、今回はそのレビューです。

B6サイズの薄い本ですが、演奏する上でなかなか大切なことが書かれています。

コンパクトで読みやすい

ピアノ奏法における大切なことをひたすら書いてあるのですが、2時間ほどですべて読めるほど薄い本です。

技術的なことはそこまで多く書いていませんが、ピアノ奏法に対する考え方や取り組む姿勢について大切なことが書かれています。

「ジョセフ・レヴィーン ピアノ奏法の基礎」の目次

【第一部】
・現代のピアノ
・いい加減に教えてはならない初歩
・休止符への無関心と休止符の意義
・リズムに関する勉強
・リズムの豊かな音楽を聴くこと

【第二部】
・ピアニストになる基本的条件
・聴音の訓練の価値について
・理想的なタッチ(打鍵法)の要素
・自然なタッチにめぐまれた素人

【第三部】
・美しい音の秘密
・よくひびき、よく歌う音
・丸みのある音を出す手くびの使い方

【第四部】
・繊細(デリケート)な奏法
・メカニズムに関すること
・腕の力を抜いてひくこと
・自分自身への大切な質問
・力強い奏法とその意義
・自然のショック・アブソーバー(手くび)
・正確にひくことについて

【第五部】
・正確にひくことに関する話
・演奏を不正確にする二つの要素
・スタカートの奏法
・きれいなレガート奏法の基礎
・ちょっと止めて、聴いてください

【第六部】
・暗譜に関する話
・毎日の練習について
・異なる練習法をとること
・速く廻る指をつくるには
・勇壮華麗な大曲の危険
・ペダルの危険

ピアノ初心者は注意が必要

先に申し上げておくと、この本はある程度ピアノを弾いたことがある人向けの本です。全くの初心者だと、記述された演奏の表現やニュアンスに関する部分が伝わりにくいからです。

「休止符が大切」とか「リズム感が重要」とか書かれていても実際にアコースティックピアノを弾いた経験がないと、なかなか腹落ちさせるのは難しいです。

「音が濁る」「グルーヴ感が悪くなる」とか、ピアノを弾いた結果どうなるかを言葉で表すのは難しいので、そのあたりは感覚なんですよね。

しかし「ピアノ初心者こそ大切にすべき」と記述されている項目がいくつかあるので、分からないところは読み流しても大丈夫です。

これから始める方は何度も読み返しながら確認してくのが良いと思います。

やっぱり毎日の練習が大切

ピアノ奏法に関してそこまで深掘りされていませんが、読んでいると「なるほど」と思う部分が多々ありました。

昔、ピアノの先生に「指を立てて弾かないようにね」と指導されましたが、そのあたりの理屈も書かれていて納得がいきました。

それから毎日の練習時間として「大体一日に4時間が妥当(せめて2時間以上)」という点も興味深かったです。

「ピアニストの毎日の基礎練習帳」にも、「1日に2時間も弾けば十分」という記述がありました。

▼「ピアニストの毎日の基礎練習帳」

やはり「長く練習すれば良い」というわけでもないです。一日24時間、人間の集中力と体力、そして偉大なピアニストたちの経験からこの数字が導かれたのでしょう。

もっとも、現代社会において4時間まとめて音楽ができる時間と環境を揃えるのはなかなか難しいですが、できる限り練習に時間を割きたいと思いました。

ピアノ奏法に関してもっと初心者に分かりやすい本はたくさんありますが、有名な本なので一度読んでみてはいかがでしょうか。

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▼「ジョセフ・レヴィーン ピアノ奏法の基礎」