【ボーダーブレイク】SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle『Amazing Trees』のコード進行と楽曲分析

2017年9月20日

セガ「ボーダーブレイク」のオープニングテーマ、SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle『Amazing Trees』のコード進行と楽曲分析と簡単な解説を書いていきます。

楽曲概要

・歌:Tielle
・作曲、編曲:澤野弘之
・作詞:BENJAMIN、mpi
・Key of G#m
・BPM:92

『Amazing Trees』のコード進行

 

●イントロ
| G#m7 | Emaj7 | F# | C#sus4 |
| G#m7 | Emaj7 | F# | C#sus4 |

●A
| G#m | E6 | F#sus4 | C#sus4 |
| G#m | Emaj7 | F#sus4 | C#sus4 |

●B
| F#sus4/E F# | F#sus4/D# F#sus4/E |
| F#sus4/E F#sus4 | D#m F#sus4/C#  |
| F#sus4/E F# F#sus4/B | F#sus4/D# F#sus4/E |
| F#sus4/E F#sus4 | F#sus4/D# |

●C(サビ)
| G#m7 G#m7/F# | Emaj7 F#sus4 F# | G#m7 E6 | B F# |
| G#m7 G#m7/F# | Emaj7 F#sus4 F# | G#m7 E6 | B F# |
| G#m7 G#m7/F# | Emaj7  F# | G#m7 E6 | B F# |
| G#m7 G#m7/F# | Emaj7 F#sus4 | G#m7 E6 | B F# |

●間奏
| G#m7 | G#m7 |

●A1
| G#m | E6 | F#sus4 | C#sus4 |
| G#m | Emaj7 | F#sus4 | C#sus4 |

●B2
| F#sus4/E F# | F#sus4/D# F#sus4/E |
| F#sus4/E F#sus4 | D#m F#sus4/C#  |
| F#sus4/E F# | F#sus4/D# F#sus4/E |
| F#sus4/E F#sus4 | F#sus4/D# |

●C2(サビ)
| G#m7 G#m7/F# | Emaj7 F#sus4 F# | G#m7 E6 | B F# |
| G#m7 G#m7/F# | Emaj7 F#sus4 F# | G#m7 E6 | B F# |
| G#m7 G#m7/F# | Emaj7  F# | G#m7 Emaj7 | B F# |
| G#m7 G#m7/F# | Emaj7 F#sus4 | G#m7 E6 | B F# |

●D
| F#sus4/E | G#m7 | F#sus4/E | F#sus4/E F#sus4/C# |
| Emaj7 | G#m7 | G#m7/F# | Emaj7 F#sus4/C# |
| F#sus4/C# |

●C3(サビ)
| G#m7 G#m7/F# | Emaj7 F#sus4 F# | G#m7 E6 | B F# |
| G#m7 G#m7/F# | Emaj7 F#sus4 F# | G#m7 E6 | B F# |
| G#m7 G#m7/F# | Emaj7  F# | G#m7 Emaj7 | B F# |
| G#m7 G#m7/F# | E6 F#sus4 | G#m7 E6 | B F# |

●エンディング
| G#m7 | Emaj7 | F# | C#sus4 |

| G#m7 | Emaj7 | F# | C#sus4 |

簡単な楽曲の解説

構成は王道

この楽曲は、Aメロ、Bメロ、サビを2回繰り返した後、静かなDメロが流れ、最後にサビとエンディングとなっています。ポップスでは頻繁に使われる構成です
それぞれのセクションで緩急があるので、楽曲のストーリー性を表現できます。

sus4コードで澤野節

澤野さんらしさを感じる要因の一つに「sus4コード」があります。
この楽曲でもところどころに散らばっています。


ハ長調の場合、主音Cコードは上のド、ミ、ソですが、Csus4コードはド、ファ、ソです。
コードにおいては、3度の音次第でそのコードの性格を決めます。特にsus4は、コードの性格をメジャーでもマイナーでもない曖昧な印象です。
通常は4thが半音下に解決しますが、あえて解決せずに浮遊感を持たせることもあります。

簡単な3和音でピアノを弾いてみます。

・C(ド、ミ、ソ)……明るい印象↓

 

・Cm(ド、ミ♭、ソ)……暗い印象↓

 

・Csus4(ド、ファ、ソ)……どちらでもない印象↓

 

実は、sus4コードは4th(ファ)が3rd(ミ)に取って代わる訳ではありません。
例えばジャズでは4thの上に3rdを弾いたりします。逆は濁りすぎるので使いません。

ただしポップスでは響きが不協和(ディソナント)になるので使い方に注意が必要です。

sus4コードで実験

イントロやエンディングで使われているコード進行の| Im | bVI | bVII | bIV |をsus4ありとなしで伴奏で適当に弾いてみます。sus4コードの「曖昧さ」が分かると思います。
ハ短調で弾くのでコード進行の基本は| Cm | Ab | Bb | F |です。

・sus4なし↓ | Cm | Ab | Bb | Fm7 |

 

・sus4あり↓ | Cm7 | Fsus4/Ab | Bbsus4 | Fsus4 |

 

どうでしょうか。
sus4ありの方はマイナーの性質が表に出てこないので、曲が暗くなりすぎないです。特に、最後のFsus4で浮遊感を保っています。

適度にsus4コードを使うことで楽曲に独特な印象を持たせることができます。

Bメロでの浮遊感

Bメロでは基本的に、F#sus4の下でベースが動きます。
楽曲のキーはマイナーですが、Bメロではあまり暗い印象がなく、かといって明るすぎもしません。

まとめ

sus4の威力が凄まじい楽曲です。

アルバム1曲目の『1ntr0dict10n』のエンディングに流れるように始まるこの楽曲、Tielleさんの力強い歌とシンセの音が相まってカッコイイ楽曲です。

全体を通してとても完成度が高いアルバムなので、「2V-ALK」ぜひ全曲聴いてみてください。

それでは!

▼2V-ALK

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