【初心者向け】両手でピアノを弾くためのコード理論 Part 8【コードの付け方】

さて、前回まででピアノを両手で弾くために必要なコード理論の基本について紹介した。

今回は、曲のメロディに対するコードの付け方を見ていこう。

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目次

メロディに対するコードの付け方

あるメロディに対するコードの基本的な付け方・考え方を見ていこう。コードを自分で付けたり変えたりできると楽譜がまだ発売されていない最新の曲も弾くことができる。

ここでは前回までのコード理論の内容だけで説明する。決して感覚だけでコードを付けることはしない。

少し発展的な要素でもあるから難しければ読み飛ばしてもOK!

今回は『きらきら星』の冒頭8小節のメロディにコードを付ける方法を見ていこう。

1. 最初に曲のキーを確認する

メロディを確認してみよう。

とりあえず、2/4拍子で8小節だということ分かる。

4/4拍子と考えてもOK。ただここでは、モーツァルトの『きらきら星変奏曲』ハ長調 K. 265が2/4なので、あえて2/4で考える。

Keigo

できれば五線譜(無料)に鉛筆で書いてみるのがおすすめ
定着率が段違い

ここで、Part 7で紹介したケーデンス(曲の終わり方)を考える。

この曲の場合は、

  • 明るい印象
  • 「ド」で終わる

ということで、ハ長調 (C Major Key)だと判断できる。分からなければ前回の記事を参考にしてほしい。

実際の曲だと途中で転調していたり、必ずしも最後の音でキーが決まるわけではないけれど、最初は簡単な曲から始めて徐々にステップアップしていこう。

2. ダイアトニック・コードと機能、ケーデンスを確認する

次に『きらきら星』に使えそうなコードを考える。

ハ長調 (C Major Key) のダイアトニック・コードと機能を書き出してみよう。

ダイアトニック・コードの便利なところはまさにここなんだ。曲のキーさえ決まれば、数あるコードからその曲(今回は『きらきら星』)に使えそうなコードの選択肢をたった7つに絞れることにある。

しかも機能を考えるとその7つのコードも、結局は3種類しかないことになる。

これらの選択肢をまとめると以下のようになる。

  1. 曲の始まりと終わりなどで使えそう(Tonic)……C、Em、Am (I, IIIm, VIm)
  2. 曲が終わる手前などで使えそう(Dominant)……G、Bdim (V, VIIdim)
  3. 曲の途中などで使えそう(Sub Dominant)……Dm、F (IIm, IV)

この3種類の組み合わせでコード進行が作れそうだ。レゴみたいなもん

3. コード進行を作ってみる

ということでコード進行を作ってみよう。

例えばこんな感じ。

めちゃ曲っぽくなった。

このコード進行の考え方は以下のとおりだ。

  1. 曲の始まりは、TonicのCで良さそう
  2. 3小節目は、メロディ「ラ」をコード・トーンに持つFが良さそう
    ※SD → Tは進行できる
  3. 5、6小節目は、同じコードで繰り返し
  4. 7小節目は曲終わりの手前なので、DominantのGが良さそう
  5. 曲の最後は、TonicのCで終わる

ということで、前回まで紹介した「ダイアトニック・コード」「機能」「ケーデンス」の考え方でコード進行を作ることができた。

少し発展:4. コード進行をより豊かにしてみる

先程のコード進行でも十分成立はしている。ただ、複数の小節で同じコードが連続していたり少し単調な(飽きる)印象もするから、もう少しコードを変えてより豊かな印象にしたい。

Keigo

コードを変更することを「リハーモナイズ」っていう

ということで、例えばこんな感じ。

より物語性が生まれて感情的になった。

7thコードや6thコードは少し発展だからスルーでOK。ただ、機能とケーデンスに注目すればそこまで難しくはないと思う。

このコード進行の考え方は以下のとおりだ。

  1. 曲の始まりは変わらずTonicのC
  2. 2小節目を転回形のC/E(第1転回形)にして、ベースを半音下から3小節目のFに進行させる
    ※ベース音が順次進行する
  3. 4小節目も、基本形のCだとありきたりだからC/Eにする
  4. 5小節目は、メロディが第7音になるようにG7にする
  5. 7小節目は、1拍ごとにコード感を増やしたいので、Gを分割してF G(SD → D)とする
  6. 曲の最後はやっぱりTonicのC

今回は転回形を使ったベースの順次進行や7thコード・6thコードなど、少し発展的な内容になっている。

まとめ:コード理論は奥が深い

今回紹介したのはあくまでコード進行の一つの例にすぎない。さらに発展するとセカンダリー・ドミナントや代理コード、テンション、転調など、いろいろな可能性があるんだ。

ただ、キーやダイアトニック・コード、機能、ケーデンスは、メロディにコードを付けるための基本となる知識だから、まずは簡単な曲から自分なりに分析してみてほしい。

譜読みに慣れてきたらハ長調以外のキーやコード理論の発展内容に挑戦していくといいと思う。コード理論は奥が深い。

参考にした本

この記事を書くに当たって参考にした本を3冊紹介しておく。

どれも独学していたときにすごくお世話になった本で何年か前にすべて読破したんだけど、もう一度読んでみたら知らないこと・忘れていたことがたくさんあってむしろ僕が勉強になった。めちゃくちゃ骨太の本だと思う。

Keigo

興味があれば読んでみてね!

楽典―理論と実習

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楽譜の読み書きの定番本。網羅性が非常に高く、実際の作業でこの本に書かれていないことが出てきたら諦めるしかないレベル。音楽大学の入試範囲だったりするらしい。

それぞれの章で練習問題と解答があるので、わりと独学でも進めることはできる。ただし音を出して確認する必要がある。

とはいえ、字が小さいし難しいので初心者には全くおすすめできない

ジャズセオリーワークショップ ジャズ理論講座 初級編

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ジャズ理論の基本が分かりやすくか書かれている本。最低限の楽譜の読み書きができるのが前提にはなっているけど、ジャズの全体像を掴むにはとても良い本だと思う。

とはいえ、コード・ネームやディグリー・ネームの羅列が呪文のように出てくるので初心者には全くおすすめできない

プレイザジャズピアノ はじめてのチャレンジ

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ジャズピアノを初めてチャレンジしたい人向けの本。理論解説の後に実践問題や実際の曲の楽譜があるからとても実践的で理解も深めやすい。

個人的に稲森さん(すでに亡くなっている)のシリーズはどれも分かりやすいから好きだ。出版された本が全部欲しい。

とはいえ、ジャズピアノを初めてチャレンジしたい人にとっては実際の曲の楽譜が難しすぎるので初心者には全くおすすめできない

以上、「コードの付け方」の基本は終わり。

次はいよいよ「ピアノの効果的な弾き方」を見ていこう。

続きの記事は執筆中です。

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