【千と千尋の神隠し】久石譲『あの夏へ』オーケストラで弾いてみた

2019年4月11日

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Keigo

どうも、Keigoです!

映画「千と千尋の神隠し」が公開されたのが2001年。

「千と千尋の神隠し 」は日本映画の興行収入第一位です。

ちなみに、歴代トップ10は以下の表の通り。宮崎駿ヤバすぎ。笑

順位 作品 監督 配給会社 公開年度 配給収入 興行収入
1 千と千尋の神隠し 宮崎駿 東宝 2001年   308億円
2 君の名は。 新海誠 東宝 2016年   250.3億円
3 ハウルの動く城 宮崎駿 東宝 2004年   196億円
4 もののけ姫 宮崎駿 東宝 1997年 113億円 193億円
5 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 本広克行 東宝 2003年   173.5億円
6 崖の上のポニョ 宮崎駿 東宝 2008年   155億円
7 風立ちぬ 宮崎駿 東宝 2013年   120.2億円
8 南極物語 蔵原惟繕 ヘラルド 1983年 59億円 110億円
9 踊る大捜査線 THE MOVIE 本広克行 東宝 1998年 50億円 101億円
10 子猫物語 畑正憲 東宝 1986年 54億円 98億円

どうやら、アリアナ・グランデも「千と千尋の神隠し」のファンらしい。

というのがきっかけで、弾いてみることにしました(なんじゃそら笑)。

「あの夏へ」ピアノで弾いてみた + オーケストラ打ち込み

ピアノはもちろん僕。その他のオーケストラは打ち込みです。一人で「久石譲ごっこ」ができる素晴らしい時代になったものだ。

Keigo

演奏仲間がいないボッチだからね。

「千と千尋の神隠し」は台湾の九份がモデルになったというのは嘘らしいのだけれど、それっぽい雰囲気なのでディスプレイには九份の写真。

僕もバックパッカーで世界一周していたときに行きました。

確かに「千と千尋の神隠し」っぽい。笑

Keigo

九份、すんごいニオイます……。笑

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【世界一周】アジア放浪記 台湾編

オーケストラのMIDI打ち込み

ピアノ音源はSynthogy「Ivory II Studio Grands」です。収録されているSteinwayの音がとても綺麗で気に入っています。

「Ivory II」の詳細はこちらの記事をどうぞ。

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ピアノ音源の最高峰!?「Ivory II Studio Grands」徹底レビュー

オーケストラ音源はEast West「Hollywood Orchestra」です。Hollywoodというくらいなので、まさにハリウッド映画のような音がします。打ち込み次第ですが。笑

前回の「アシタカとサン」の打ち込みでも使いました。

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【もののけ姫】久石譲『アシタカとサン』弾いてみた | コード進行と楽曲分析、オーケストラ

「Hollywood Orchestra」にハープが収録されていないので、ハープはKontaktです。

サントラやスコアを参考にしながらMIDIを打ち込んでいきます。

▼オーケストラの打ち込みの様子

ベロシティやモジュレーション、エクスプレッションを書いていきます。リアルっぽく聴こえるように試行錯誤。

個人的に、木管の打ち込みがとても難しい。何度やってもベタ打ちに聴こえてしまう。笑

あと、ホルンの打ち込みも思った以上に難しい。「Hollywood Orchestra」での音選びとベロシティやモジュレーション、エクスプレッションの組み合わせがほぼ無数にあって、なかなか思い通りの音に近づかない。笑

あまりにも時間が掛かってしまうので(10時間くらい?)妥協点を探りながら最後まで打ち込んでいきます。

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Keigo

ピアノは5分で終わりました。笑

オーケストラのミキシング

さあ、あとは半分です。各トラックをミキシングしていきます。

まずは打ち込みしたトラックをwavに書き出します。音源を4つ立ち上げているので、さすがにPCの動作が重いです。

僕のPCのメモリは16GBを積んでいるのですが、Hollywood Orchestraから「メモリが不足しています」と警告が出ました。オーケストラの打ち込みをやるならメモリは32GBが良いかもしれない。64GBもあれば申し分ない(多分)。

ミキシングの様子はこんな感じです。

1. 各トラックにプラグインを挿す
2. グループでまとめる
3. センドでリバーブとディレイに送る
4. フェーダーバランスをとる
5. オートメーションを書く

基本的にはこの5つをやっています。

ドライのトラックをそのままセンドリバーブに送ると不幸な結果になると学びました(成長)。

まずはドライのトラックの低音域をイコライザーである程度カットして、その後コンプレッサーで潰して奥に引っ込めます。コンプを掛けておかないと後々前面に出すぎます(ドライすぎる)。

その後インサートのリバーブを掛けて音の輪郭を少しぼかしつつ、グループでまとめて(木管ごと、など)それをセンドリバーブに送ると良い感じになる気がします

まだまだやりたいことはありましたが、この時点でかなり時間が掛かってしまったので妥協しました。

課題は各楽器の奥行き感とブレンド感の表現ですかね。ミキシングで解決できることと、打ち込みで解決すべきことがあるのでもっと思考錯誤しようと思います。

「あの夏へ(One Summer’s Day)」の楽曲概要

icon-check-square-o 「千と千尋の神隠し」より「あの夏へ」オーケストラ編曲「One Summer’s Day」
icon-check-square-o 発売:2010年
icon-check-square-o 時間:4分04秒
icon-check-square-o 演奏:久石譲 & ロンドン交響楽団
icon-check-square-o 作曲:久石譲
icon-check-square-o Key of C Major (ハ長調)

▼原曲のサウンドトラック

▼久石譲のピアノとロンドン交響楽団による、アンケートで上位に選ばれた曲が中心のベストアルバム

「あの夏へ」のコード進行

●イントロ ( Key of C Major )
| Fmaj7 | Em7b13 | Dm7b13 C#m7b9 11 b13 |

●A
| Fmaj7#11 | Fmaj7#11 | Am7add11 | Am7add11 |
| Gsus4 | Fmaj7 | Em7| Dsus4 |
| Fmaj7#11 | G7sus4 | C | C |
| Dm7 | C | Fm7| Gsus4 |

●B
| F E | Am Gm7 C | F E | Am | D7 Gsus4 |

●C(サビ)
| Am Em/G | F C/E | Ebmaj7 | Eb7/Db Gsus4 |
| Am Em/G | F C/E | Cm7/Eb Dm7 | Bb/Db C |
| Fm7 Fm7/Eb | Dm7b5 | G |

●間奏
| Fmaj7 | Fmaj7 | Em7b13 | D7/F# | D7b13 | Em7b13 |
| Em7 | Fm7/Eb | Am7 |

●B2
| Fmaj7 | C/E | Dm7 | D7 E7 |

●C2(サビ)
| Am Em/G | F C/E | Ebmaj7 | Eb7/Db Gsus4 |
| Am Em/G | F C/E | Cm7/Eb Dm7 | Bb/Db C |
| Fm7 Fm7/Eb | Dm7b5 | G |

●エンディング
| Fmaj7 | G | C | Am | Dm7 | G7b9 13 | C |

「あの夏へ」の楽曲の解説

イントロの独特な響きが特徴的なこの曲。テンションを絶妙に使いこなしています。

add9、b9、11、#11、13、b13のすべてがどこかしらに出てきます。

僕はクラシック和声に詳しくありませんがベースの繋ぎ方がまさにオーケストラという感じで、とても勉強になります。

サビ部分は綺麗な順次の下降進行でコード進行を見るだけで響きの良さを理解。笑

ハ長調のくせに代理コードがたくさん出てくるので、ピアノ初心者さんは意外と戸惑うかもしれない楽曲だと思います。笑

主旋律は相変わらず美しい。もうそれだけで十分というくらいに。

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▼原曲のサウンドトラック

▼久石譲のピアノとロンドン交響楽団による、アンケートで上位に選ばれた曲が中心のベストアルバム

▼久石譲 in 武道館 2008