先にまとめ
- 作曲AIツールは今のところ14種類くらいがあるっぽい
- テキストやMIDIから作るタイプ、キー・BPMを指定するタイプなど、生成方法に種類がある
- 曲というよりは、それっぽい雑音が生成されるだけ(やり方による)
- 将来的にはクオリティは上がるのは確実
こんにちは、Keigo (@type00k) です。
ChatGPTをきっかけに、2023年はAIブームが来ているのは間違いない。特に文章生成、要約、プログラミング、検索、画像生成などは進化がずば抜けて早く、新しいAIサービスが毎日登場している印象すらある。
果たして音楽はどうだろう?
僕の経験上、「正直そんなに使えないだろうなあ」と思ってはいたんだけど、今現在の発達した音楽系AIツールがどの程度のレベルなのか少し気になってしまった。もしかしたら、もしかするかもしれない。
ということで今回は、僕が以前ライブ配信したAIで作曲した内容とその感想をまとめる。
先に結論:まだまだ実用には程遠い
結論から言うと、まだまだ作曲系のAIは使えない。ぶっちゃけ使える未来も全く見えないレベル。
ところで、画像生成で有名なAI「Stable Diffusion」の実力は下記のとおり。
























上記は僕がインストールした初日に適当に作ってみた画像。特にリアル系の4枚は本物の人間かどうか見分けがつかないレベルだ。とんでもない実力。
知り合いのカメラマン曰く、AIグラビアアイドルが商売として成立する未来がすぐそこまで来ているらしい。「PCと知識さえあればいい。機材も天気もモデルの体調とかも関係ないから」と言っていた。画像生成AIの課題である指や足がうまく出力されない問題も時間が解決してくれるはず。そりゃあ仕事も奪われる。
そんなAIの実力を垣間見た僕が「もしや音楽もこのレベルで作れるんじゃね!?」と一瞬期待したのを誰が咎められよう。




「音楽」と言っても、いろいろ
実は音楽にも、すでにAIツールはある。たとえば、主にミックスやマスタリングに使う「iZotope」シリーズが一番有名だと思う。
このツールはざっくり言うと、曲の周波数や音量を瞬時に分析して最適なバランスに調整してくれるツール。性能に関してはプロの中でも賛否両論あるものの、かなり時短ツールになるという理由で実際に使っているプロもそこそこいるんじゃないかなあ。
プロが実践で使っている以上、iZotopeは「ミックス・マスタリング用のAIツール」としては実用的と言える。
「作曲」は、超苦手
ただし「作曲するためのAI」となると、途端に精度が悪くなる。AIで生成したデータは曲というより、なんかそれっぽい雑音でしかない。笑
まあ精度が悪いというより、単純に「人間の感情を表現する分野」がAIやコンピュータの苦手分野だからだ。どんな基準で「良い曲」を判断しているかは人それぞれだから……和声、音色、音量、パン、リズム、メロディなどなど、すべての要素を整理するのは、なかなか厳しい道程になるんじゃないかな。




今回使った作曲系のツール
最終的に、今回の曲作りで使ったAIツールは下記のとおり。
AI作曲ツールをざっと調べたら「FIMMIGRAM」を含めて14種類ほどあったから、当然ツールによって曲の生成内容も変わってくると思う。すべては調べきれないけど、まあ似たような感じだと思う。
その他は僕が打ち込んだりしたけど、できるだけ僕の意思を介在させないように努力したつもり。
YouTube:【検証】最新AIを駆使したら素人でも簡単に名曲作れちゃう説【全然作れない】
ここまでで、5時間掛かった。
とりあえず、AIツールだけでクオリティの高い曲を完結させるのは現状かなり難しい、というか不可能に近いことは分かった。




提案:人間のサポートに徹したほうがいい
余談というか、考察というか、提案。
AIに直接作曲させるより、人間が作った曲をAIがレビューして改善案を提示したり、サポートに徹したほうが高い効果を発揮すると思う。AI作曲は超えるべき壁が高すぎる。
たとえば、「このストリングスの和声はこっちほうがええんちゃう?」「ベースの音が大きすぎない?EQでカットしてみては?」「BGMでかすぎて人の声が聞こえないけどいいの?6dB下げてもいいかも!」「音、割れているよ?リミッター入れる?」「全体的な音がだいぶ小さいよ?-14LUFSにマキシマイズしてみたら?」みたいに、トラックごとにレビューできたらだいぶ便利だと思う。
僕が普段使ってるプログラミングエディターのVSCodeではすでにChatGPTの拡張機能が普及していて、コードレビューしてくれる機能や自動でコードを修正してくれる機能も備わってる。GPT-4だとコーディングスキルがすでにGoogleのエリートプログラマーレベルに達していることもあって、すでに実践で現場で使われている。
だから音楽も、今までのメーターやランプ点滅などで良し悪しを判断するのではなく、AIによる自然言語でレビューや提案をその場で返してくれるスタイルほうが、作曲・編曲の指針に迷いが生じなくていいかもしれない。
すでにiZotopeがそれに近いことをやっているわけだから、技術的にはできないわけではないと思う。
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まとめ:とは言え、最先端テクノロジーは追いかけたい
最近ニュースで「AIが優秀すぎて子供たちの考える力が失われる」だとか「人が頑張って考えることに価値があるのに」だとかネガティブな発言をよく聞く。なんというか、予想どおりの自体がやっぱり起きちゃってる。
歴史を見ればいつだって時代の波に抗う人が一定数いる。「昔は良かった」「今が平和」シリーズは、結局は典型的な現状維持バイアスだ。この手の話は突き詰めるとスマホがない時代、車輪がない時代に戻るのかという話になってしまい不毛。
テクノロジーは進むことはあっても戻ることはない。当初あれほど「画面が傷つく」「電話に5万円は高すぎ」と文句ばかり言っていたお世間も今ではスマホを毎日使いこなしているし何なら命の次に大事なツールにすらなっている。早かれ遅かれ時代のビッグウェーブには乗るしかなくなる。乗らない人は自然淘汰されるだけ。生物の進化。
大切なことは「使わない」ではなく「どのように使っていくか」に尽きる。あくまでツールの一つでしかないから、使い方次第では強力な武器になる。
現状の作曲AIツールは武器にも防具にもならなくてオブラートに包んで言えばゴミだけど、気がついたら僕らの想像を超えてくるツールになる未来もそう遠くはないかもしれない。未来がどうなるかは分からない。だからこそこれからも最先端テクノロジーは追いかけていきたい。
上記の文章はすべてChatGPTで生成したものです。となったらさすがに怖い。けどもうそこまで来てる。
というわけで、以上です。読んでいただき、ありがとうございます。
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