先にまとめ
- 最新AI「ChatGPT」にピアノ上達法を聞いてみた
- 5歳からピアノを弾いている僕の感想「ですよね~」
- 何事も習ったほうが早い
- 投資するかは個人の人生観
- ChatGPTの使い方には注意が必要
こんにちは、Keigo (@type00k) です。
ホワイトカラーの9割が仕事を奪われるだの、世界で3億人も失業者が出るだの、その驚異の性能で何かと世間を騒がせている「ChatGPT」が登場して4ヶ月が経過した。
ChatGPTは特に言語理解や文章生成、プログラミングにおいては桁違いに性能が高く、すでに仕事用のツールとして使っている人も多い。僕も毎日使っている。もはやスマホと同じだ。ChatGPTのない生活は考えられない。
一方で、数学的な計算(算数レベルも)や作曲などのアートや感情表現は苦手。
とはいえ楽器演奏の上達方法や理論、考え方を出力するのはChatGPTが得意とするところ。AIは使い方が大事。
ということで今回は、最新の大規模言語モデル「ChatGPT」が推奨するピアノ上達法と5歳からピアノを弾いてきた僕の感想を合わせて紹介する。参考程度にしてほしい。
ピアノ弾いてます
注意と前提:ChatGPTは、あくまで道具の一つでしかない
そもそも、ChatGPTは最大公約数的な表現しかしない。「食う、寝る以外は勉強・練習しろ」みたいな、たとえ正論や本質に近いものがあったとしても、尖ったことや暴言は絶対に言わないように調整されている。リミッターを外したら恐ろしいこと言うと思う。
また、「ChatGPTが言ってるから正解」なんてこともない。学習するテキストデータ自体に間違いがあればChatGPTは間違って回答するし、質問内容の精度が悪いと正しく回答されない。人間はそれっぽい文章を見て正しいと解釈しがち。
たとえば、「日本の消費税は間接税か?」という義務教育で誰もが習った内容をChatGPTに投げてみる。




当然、間接税だと答える。100円のおにぎりを買うときに、プラス10円が僕らが払っている分が消費税だと。
だけど事実は違う。消費税が間接税というのは日本に長らく蔓延してる誤解で、残念ながら教科書が間違っている。ソースは以下、実際に国会で取り上げられた内容で政府の見解もある。
Yahoo!ニュース:インボイス導入根拠がついに論理破綻! 「消費税は預かり金ではない」と政府が国会で認めた決定的答弁の詳細
上記の詳細は割愛。誤解を恐れず補足もしながらざっくり言うと、
- 消費税は預り金ではない(政府が認めた)ので、『消費税は事業者に対する直接税』が定義上正しい
- 政府指導の元、納税する10円分を分けて表示させてきた(100円 + 税、みたいな)。だから世間に誤解が広まった
- 本来の名前は「付加価値税」なんだけど、第二の法人税っぽいから導入時に企業側から反対された
- 「消費税」という名前に変更することで、あたかも「消費者が払っている税金」と思わせることに成功した(仕組み上、人件費を下げる効果がある税金だから企業側も得をする)
- その後、法律ができたり教科書に乗ったり、そのまま年月が過ぎて世間に誤解が定着した ← イマココ
みたいな感じ。しかも根拠となる裁判は1990年のもの。僕が生まれるはるか昔の話だったのかよ。
いわゆる間違ったパラダイム(世間の思い込み)。古代から中世まで世間は天動説(地球が宇宙の中心にある)を支持してたけど、実は異端的とされていたコペルニクスやガリレオの地動説が正しかった、みたいなやつ。まあ厳密には太陽も地球の周りを回っていると言えないこともないんだけど。
そんな感じで、特に最近のTwitterなどでは「日本の国会でも使用が検討されているChatGPT様がこう言ってるから、お前の素人意見は見事に間違っている」みたいなカルト的発想でChatGPTを盲信している人が多数いる。
いや、ChatGPTは普通に嘘付くよ?(もちろんAIの意思とかではなく)。
だからChatGPTはあくまで参考程度に、スマホと同じように道具の一つとして使いたいところ。正しく使えば強力な武器になる。謙虚に生きよう。
まだ使ってことがない人は一度使ってみてほしい。メールの登録のみ、無料で使える。
参考:ChatGPT
以下、すべてGPT-3.5アーキテクチャに基づくChatGPTの回答(2023年4月現在)。




質問①:これからピアノを始めるときにオススメの練習方法と考え方を教えて




ここは無難に質問してみた。
ChatGPTの回答①:
ピアノを始める際には、練習方法や考え方を正しく理解することが重要です。以下は、ピアノを始める際にオススメの練習方法と考え方です。
1.正しい姿勢と手の形を意識する
ピアノを演奏する際には、正しい姿勢と手の形が非常に重要です。座るときは、背筋を伸ばし、肩を下げてリラックスした状態で座ります。手の形は、指先を曲げ、手首を平行に保ちます。






でしょうね笑
姿勢に関してはピアノ教室に通わないと難しい……。
まあ独学でもYouTubeとかあるから参考程度にはなるかな。




2.音符とリズムの基礎を学ぶ
ピアノの演奏には、音符とリズムを正確に読み取る能力が必要です。初心者の場合は、楽譜を見ながら音符を認識し、正確なリズムで演奏することを重視しましょう。






楽譜の読み書きは絶対できたほうがいいね。
1週間もあれば最低限は覚えられる。






僕の友人は楽譜が読めなくて音感もほとんどないから意思疎通がめちゃくちゃ大変なんだよね笑




3.練習は少しずつ、定期的に
初心者の場合、練習時間を長くし過ぎず、短い時間でも定期的に練習することが大切です。一日数十分程度の練習でも、毎日続けることで、演奏技術が向上します。






マジそれなって感じ。
土日に3時間よりも、毎日10分のほうがいい。
音楽は継続が物を言う。
4.自分のレベルに合った曲を選ぶ
初心者の場合、自分のレベルに合った曲を選ぶことが重要です。自分の能力に合った曲で練習をすることで、効率的に技術を向上させることができます。






好きな曲をやるべきだけど、だいたい難しい。
レベル順に進めるのはめっちゃ大事。






たとえば、千と千尋の神隠し『あの夏へ』とか簡単そうで普通にムズいからね笑
音符を追えばいいだけ、じゃなくて表現やテクニックの問題もあるのよ。




5.自分自身と楽しむことを忘れない
ピアノの練習は、自分自身と楽しむことが大切です。練習をすることで上達することも重要ですが、同時に楽しむことができることも大切です。






趣味としてやるなら楽しさは最優先だね。
仕事としてだと苦悩も多いけど、それはどんなジャンルでもそう。
以上が、ピアノを始める際にオススメの練習方法と考え方です。始めたばかりの方は、まず基礎からじっくりと取り組み、少しずつステップアップしていくことをおすすめします。
質問②:よくある間違いや失敗があれば教えて
ドイツの宰相ビスマルクの格言の一つに「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」がある。
今から始めるからこそ、先人の失敗を知っておこうじゃないの。
ChatGPTの回答②:
ピアノを始めるとき、よくある間違いや失敗は次のようなものがあります。
1.姿勢が悪いままで練習すること
正しい姿勢は、ピアノの演奏に非常に重要です。しかし、初心者は姿勢に注意せずに練習をすることがあります。それにより、肩や首、腕などに負担がかかり、長時間演奏を続けることができなくなります。






姿勢は忘れがちだけど、めっちゃ大事。
毎回スマホ録画して見返したほうがいい。
それでも僕は姿勢が悪いから言える立場じゃないんだけど笑
2.速度を優先して練習すること
演奏する曲の速度を早くしたいと思って、スピード練習を重視しすぎることがあります。しかし、正確なリズムや音符の読み取り能力が不十分な場合は、スピードを上げることはできません。まずは、正確さを重視して練習を行うことが大切です。






「メトロノーム使って練習して」って何度言ってもみんな使わないんだよね。
音楽ってグルーブ(ノリ)が命だから最低限テンポは一定で弾けない上達できなくなる






最近のYouTubeやSNSの影響なのかは知らないけど、速く弾くこと = 凄いとか正義みたいな価値観は僕は1ミリもない。
その曲の魅力を最大限引き出すテンポがあるはずだから。






あえて通常テンポよりも速く弾く練習法もあるけど、それもメトロノームを使うものだからね。
結局メトロノームは必須。




3.同じ曲に熱中しすぎること
自分が好きな曲に熱中しすぎて、他の曲に手を出さないことがあります。しかし、他の曲も演奏することで、音楽的な感性を養うことができます。また、様々な曲を演奏することで、ピアノの技術も向上します。






それな。
最低2曲、できれば3曲を同時に練習したほうがいいね。
1曲だけだと次の曲を練習するときに忘れちゃうから。
4.練習時間を長すぎること
練習時間を長く設定しすぎると、疲れやすくなり、練習効果が低下します。短い時間でも、集中して練習をすることが大切です。また、定期的に休憩をとり、筋肉を休めることも忘れないでください。






僕は30分以上連続で弾かない、というか弾けない。
あと一日MAX4時間が集中力と背中の筋肉の痛みの限界。
以上が、ピアノを始める際によくある間違いや失敗の例です。これらの間違いを避け、正しい方法で練習を行うことで、より効率的に上達することができます。
質問③:短期目標と長期目標の設定方法を教えて
そもそも楽器演奏の習得は趣味にしても時間が掛かりがち。どれくらいの期間で考えたらいいのか教えてもらおうじゃないの。
ChatGPTの回答③:
目標設定は、ピアノの練習に限らず、何かを達成するためには非常に重要です。ここでは、短期目標と長期目標の設定方法について説明します。
短期目標の設定方法
- 目的を明確にする
まずは、何を達成したいのか、どのようなスキルを身につけたいのかを明確にします。例えば、「1週間以内に簡単な曲を1曲弾けるようになる」という目標を設定します。 - 目標を具体的にする
目標を具体的にすることで、達成しやすくなります。例えば、「簡単な曲」という目標を「Bachのメヌエットを弾く」と具体的にすると、達成しやすくなります。 - 期限を設定する
期限を設定することで、目標に向かって励むことができます。例えば、「1週間以内に」という期限を設定します。 - タスクを具体的にする
達成するために必要なタスクを具体的にし、計画を立てます。例えば、「毎日20分練習する」「楽譜を読む練習をする」「練習記録をつける」などのタスクを設定します。






ほぼ完璧な回答だと思う。
問題は、その目標の成果を「誰が判断するか」かな。
だから先生が必要になるんだけど、独学だと唯一そこが難しい。モチベーションにも繋がってくるし。
一応、僕のYouTubeのメンバーシップ特典では動画を送ってくれれば無制限に回答してる。
長期目標の設定方法
- 大きな目標を設定する
まずは、長期的に何を達成したいのか、どのようなスキルを身につけたいのかを設定します。例えば、「1年以内にバッハのインベンションを弾けるようになる」という目標を設定します。 - 目標を具体的にする
具体的な目標を設定することで、達成しやすくなります。例えば、「バッハのインベンション」という目標を「インベンションNo.1を弾く」と具体的にすると、達成しやすくなります。 - 期限を設定する
期限を設定することで、目標に向かって励むことができます。例えば、「1年以内に」という期限を設定します。 - タスクを具体的にする
達成するために必要なタスクを具体的にし、計画を立てます。例えば、「毎日30分練習を続ける」「曲を徹底的に練習する」「先輩や教師からアドバイスをもらう」などのタスクを設定します。






ここは短期目標の回答とほぼ同じ。
1年続けるのは勉強も筋トレも、どのジャンルでも相当厳しい……。
中間目標を設定する
長期目標は大きな目標であるため、途中で自信をなくしてしまうことがあります。そのため、途中で達成できる中間目標を設定することが大切です。例えば、「3ヶ月後にはインベンションの前半部分を弾けるようになる」という中間目標を設定します。






これを回答するサポートはさすが。
回答はありきたりだけど笑






一般論として、3ヶ月も続けたら相当すごいけどね。
「いつも高い情熱を持って続けられること」が才能の一つの要素だと思うから。
進捗を確認する
定期的に自分の進捗を確認し、課題があれば修正していきましょう。例えば、週に1回自分の演奏を録音し、自分で聴いて修正する、教師にアドバイスをもらうなどの方法があります。






ここめっちゃ大事。
ChatGPTを使っても自分の課題を指摘できないから、直接人間にレビューして貰う必要がある。
短期間でもいいから習ったほうがいいのはそういう理由。
以上が、短期目標と長期目標の設定方法です。
目標を設定し、具体的なタスクを設定することで、自分の努力が目に見えてわかり、やる気もUPすることができます。また、目標達成に向けて計画を立て、進捗を確認することで、より効果的な練習ができるようになります。




質問④:1日10分から30分の練習時間がある場合、効果的な練習メニューを教えて
さて、現実的な提案をしてもらおうじゃないの。
ChatGPTの回答④:
1日10分から30分の練習時間がある場合におすすめの練習メニューは以下の通りです。
- 指のストレッチや運動(2分)
まずは、手首を回したり、指を曲げ伸ばすなど、指先の筋肉をほぐし、柔軟性を高めるためのストレッチや運動を行います。これにより、演奏時の指先の動きがスムーズになります。 - 音階の練習(3分)
音階は、ピアノ演奏の基本となる要素の1つです。まずは、Cメジャーの音階から始め、少しずつ他の音階も覚えていきます。1日に3分ほど音階の練習を行うことで、徐々に熟練度を高めることができます。 - ピアノの譜面の読み方・音符の練習(2分)
ピアノを演奏するためには、譜面の読み方や音符の練習が必要です。簡単な曲から始め、少しずつ難易度の高い曲に挑戦していきます。1日に2分ほど、譜面の読み方や音符の練習を行うことで、基礎をしっかりと身につけることができます。 - リズムの練習(2分)
ピアノ演奏において、リズム感は非常に重要な要素の1つです。リズムの練習には、メトロノームを使って、同じリズムで演奏することがオススメです。1日に2分ほど、リズムの練習を行うことで、リズム感を養うことができます。 - 両手の練習(2分)
両手で同時に演奏することは、初心者にとっては難しいことかもしれません。まずは、片手で曲を練習して、慣れてきたら両手で演奏するように練習しましょう。1日に2分ほど、片手ずつの練習を行うことで、両手での演奏に慣れることができます。 - 強弱の練習(1分)
曲によっては、強弱をつけることが求められることがあります。1日に1分ほど、強弱の練習を行いましょう。例えば、同じ音符でも強く演奏する場合と弱く演奏する場合を練習し、音楽表現力を高めます。






②→③→⑤→⑥が良いかな。
①のストレッチは実践でやればいいから不要。
④のリズムは③の楽典に組み込めばいい。
⑥はどちらかと言えば仕上げの話だから一番最後でいい。
以上が、1日10分から30分の練習時間におすすめの練習メニューです。時間が少なくても、毎日継続的に練習することが大切です。また、自分が弱い部分を重点的に練習することで、効率的な練習ができます。






音階練習はハノンだけど普通に難しいから、最初はバーナムから始めるといいと思う。




質問⑤:ピアノ演奏の上達に年齢はどのくらい関係あるか?
ここは少し余談。
ChatGPTの回答④:
ピアノ演奏の上達において、年齢は一定程度関係があるとされていますが、全てではありません。
まず、子供の頃からピアノを始めて長年にわたって練習を続けている場合、年齢が上がっても技術的なレベルを維持したり、向上させることができます。ただし、高齢になると体力や筋力が低下するため、練習時間や練習内容に工夫が必要となる場合もあります。
一方、大人になってからピアノを始める場合、年齢によっては技術的なレベルの向上に限界があるとされています。しかし、継続的な練習によって、初めは簡単な曲から始めて徐々にレベルを上げていくことは可能です。
また、年齢によって変わることがあるのは、ピアノ演奏に必要な認知機能や集中力などの心理的な要素です。高齢になると、これらの能力が低下する場合があるため、練習方法の見直しが必要となることがあります。
総じて言えることは、ピアノ演奏の上達には継続的な練習が欠かせないということです。年齢によっては限界があるかもしれませんが、継続的な努力によって自分なりの演奏スタイルを身につけることは可能です。






よく言われる「子供のほうが成長が早い」というのは思い込み・バイアスだと思う。
大人になると「どうせできない」「やっても無駄」「明日も学校・仕事がある」とか余計なこと考えがちで、結局行動しない選択しがち。
年齢はただの数字。やりたきゃやればいい。人生一度切り。
お知らせ:ピアノ上達のためのオンラインコミュニティ「Keigo Labs」について




- 「ピアノを始めたけど何をやればいいの?」
- 「一人だと続けられない」
- 「音楽に関する質問や悩みをすぐに解決したい」
- 「一緒に音楽を楽しめる友達を作りたい!」
そんな人たちに向けて、オンラインコミュニティ「Keigo Labs」を作ったのでお知らせ。一言で言えば、「メンバー全員が確実にピアノを上手く弾けるようになるコミュニティ」になる。
5歳からピアノを弾いている僕の経験や知識を発信することはもちろん、「メンバー限定の動画」や「交流」「お悩み相談」「発表会」もすべてオンラインで可能。でもいつかオフ会したい。笑
その他にも、オススメ機材・商品やハウツー、映画・アニメについて幅広く取り扱っていて、特にブログでは伝えきれない僕の本音や裏話、視聴者の質問に無制限に答えるなど、みんなが最大限満足できる情報をお届けしているので、興味がある人はぜひ体験してほしい。
具体的な活動内容と入会方法はこちら↓




まとめ:
まとめると「目標を定めて毎日ベイビーステップでPDCA」になる。どのジャンルにも言える当たり前のことになってしまった。が、当たり前のことを当たり前のようにできた時点で初心者の壁を突破するわけだから、まず初心者は当たり前を積み上げることが大事になる。
あとは独学か習うかの2択になる。つまりピアノにお金を投資する価値を見い出せるかどうかの判断だから、最終的には個人の人生観に依存する。
最後に「ChatGPT」はスマホと同じようにこれから間違いなく人類の必須ツールになるから今のうちに使いなれておいたほうが良いと思う。
みたいな話をYouTubeメンバーシップで深堀りしてるので、よかったらぜひ。
というわけで、以上です。読んでいただき、ありがとうございます。
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